kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

沖縄県民投票、辺野古沖埋め立て「反対」が圧倒的多数

 沖縄メディアの事前での情勢調査から予想されたことではあるが、沖縄の民意は辺野古沖埋め立て「反対」が圧倒的多数であることがはっきり示された。下記はNHKニュースより。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190224/k10011826711000.html

 

沖縄県民投票 「反対」が有権者の4分の1超

沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画に伴う名護市辺野古沖の埋め立てへの賛否を問う県民投票は24日に投票が行われ、「反対」の票が多数となり、条例で、知事が結果を尊重し、総理大臣とアメリカの大統領に通知することになっている有権者の4分の1を超えました。これを受け、沖縄県の玉城知事は日米両政府に移設計画を断念するよう働きかけを強める方針ですが、県民投票の結果に法的な拘束力はなく、政府は引き続き移設工事を進める方針です。

普天間基地の移設計画に伴う名護市辺野古沖の埋め立てへの賛否を問う県民投票は、開票が終了しました。

▽「反対」43万4273票
▽「賛成」11万4933票
▽「どちらでもない」5万2682票

「反対」の票が有権者のおよそ38%を占めて多数となり、条例で知事が結果を尊重し、総理大臣とアメリカ大統領に通知することになっている有権者の4分の1を超えました。また、投票率は52.48%でした。

これを受けて、名護市辺野古への移設阻止を掲げる沖縄県の玉城知事は埋め立てに反対する県民の意思が明確に示されたとして、日米両政府に移設計画を断念するよう働きかけを強めるとともに、移設阻止に向けてあらゆる手段を講じていく方針です。

ただ県民投票の結果に法的な拘束力はなく、政府は普天間基地の早期返還を実現するために、引き続き移設工事を進める方針で、政府と沖縄県の対立が一層深まることも予想されます。

今回の県民投票で「反対」への投票を呼びかけた「県民投票連絡会」の共同代表の呉屋守將さんは「反対」の票が有権者の4分の1を超えたことについて「普天間基地の返還合意から23年という長い月日を、県民は本土の皆さんとともによくここまで闘ってきたと思う。基地の押しつけによって長年分断されてきたことに終止符を打ちたいという県民の意思の表れで、安倍政権には一日も早く埋め立て工事をやめていただきたい」と話しています。
県民投票の実施を求めて署名活動を行った「辺野古県民投票の会」の元山仁士郎代表は「結果を素直に喜びたい。今回の県民投票で『初めて基地について話した』、『投票所に足を運んだ』という話を聞いた。沖縄の民主主義が大きく発展する一歩になったと思う」と話していました。
NHKニュースより)

 

 上記はNHKニュースだから、安倍政権への忖度もにじむ不快な表現もあるが、得票の最終結果が記載されているのでこれを選んだメディアの事前での情勢調査から予想されたことではあるが、沖縄の民意は辺野古湾埋め立て「反対」が圧倒的多数であることがはっきり示された。

 私は、県民投票が3択で行われることが決まった時、「どちらでもない」が増えて安倍政権につけ入る隙を与えるだけではないかと思って反対したが、それは杞憂だった。おそらく沖縄県知事玉城デニーには、このような結果になる読みがあったのだろう。これには脱帽するしかない。

 しかし、今後同様の住民投票が行われる場合、賛否が拮抗していると思われる時に安易に3択での投票にしてしまう前例としないように、それには注意が必要だろう。

 なお、この県民投票に関する下地幹郎の恥ずべき反応を三春充希(はる)氏のツイート経由で知ったので、下記に記録しておく。