kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ダルビッシュ有が「安倍信者」が発した人種差別ツイートに反論していた

 本論に入る前に沖縄の県民投票の結果を安倍晋三が無視しようとしている件について触れておくと、あれは「日本はアメリカの『属国』だから辺野古基地建設を止められない」のではなく、私を含めた日本「本土」の人間に安倍晋三自民党を止める意志を持たないから止まらないだけだ。安倍晋三自民党の政治家は惰性力で動いているが、それを止められない「本土」の人間も惰性力に流されて堕落している。それを「強大なアメリカの意向だからどうにもならない」と言って自らを慰めるのは、アメリカを己のふがいなさの免罪符にして自らの堕落を直視することを避ける怯懦な姿勢でしかない。本当に辺野古にこだわっているのは米軍やトランプではなく、日本の保守政治家たちなのだ。あらゆる意味で「属国論」は間違っている。

 下記のダルビッシュ有をめぐる件は1週間ほど前に話題になったもののようだが、上述のような堕落した「日本人」の姿を象徴するかのように思われる。この件は『広島瀬戸内新聞ニュース』の記事経由で知った。

 

hiroseto.exblog.jp

 

 上記記事からリンクされた日刊スポーツの記事を引用する。

 

https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/201902180000296.html

 

ダルビッシュ「俺日本人だし」人種差別発言受け反論

 

カブスダルビッシュ有投手(32)が、一部ツイッターユーザーから人種差別的な発言を受け、反論した。

ダルビッシュは16日、ツイッターを更新。イラン人の父と日本人の母を両親に持つハーフである自身のことを「日本人じゃない」などと発言したツイッターユーザーに「俺日本人だし笑」と反論し、「ずっと日本で育ってきてるから、冗談でも日本人じゃない的な言い方をされるとうれしくはないよなぁ。そもそも完全な純血ってどれぐらいいるんだろうか」とつづった。

そのユーザーは当該ツイートを削除して差別的な発言を謝罪するも、ダルビッシュに「絡まれた」として批判するツイートを投稿。ダルビッシュは「差別的な発言しておいてよくそんなこと言えますね」「じゃあ謝るな笑」とたしなめた。

またダルビッシュは18日更新のツイッターで、「日本は何言われても黙って我慢みたいなのがいいみたいに思う人が多い気がします。ただ自分は納得いかないことには反論したいです。自分に素直に生きたいですから」との思いをつづった。

(日刊スポーツより)

 

 ダルビッシュのツイートを見に行ったら、ダルビッシュに絡んだ「安倍信者」(=ネトウヨ)と思われる卑劣漢は、ダルビッシュに絡んだツイートだけではなく、既にアカウントそのものも消して逃亡していた。いかにも「安倍信者」らしい行動をとっていたわけだ(笑)。以下ダルビッシュのツイートを2件記録しておく。

 

 

 

 一昔前なら「ダルビッシュ有が人種差別を受けた」と聞いたら、アメリカの白人至上主義者に差別されたんだなと思ったところだが、今ではスポーツ紙の見出しを見ただけで、日本の「安倍信者」(=ネトウヨ)に差別されたんだろうなとわかってしまう。これもまた、どうしようもなく崩壊し切ったこの国の惨状の一例だ。