内閣改造で極右の河野太郎の防衛大臣への横滑りだの、同じく極右にして「八紘一宇」発言で悪名高い三原順子が初入閣するかもという話など、安倍晋三のやりたい放題はどこまで、そしていつまで続くのかとうんざりさせられる。
イギリスのジョンソンも、トランプか安倍かと思わせるとんでもない首相だが、しかしイギリスの議会はジョンソンの解散を許さなかった。下記は少し古いが先週発信されたツイート。
ボリス・ジョンソン敗れる
— Spica (@Kelangdbn) September 4, 2019
早期の解散総選挙できずhttps://t.co/pAFA3LlgPk
このように現在の英国との違い。意味不明の2017年秋の衆院選みたいなことが起きない。
日本では解散権の制限など議論にもならない。逆に、7月の参院選で躍進した政党の党首が「総理大臣に解散総選挙を要求しない野党第一党の党首には『本気度』が足りない」などと発言し、それに反安倍・反自公側の人たちが拍手喝采しているありさまだからどうしようもない。
どう考えてもイギリスよりも日本の報が病根はずっと深い。
まあ参院選で躍進した政党の党首には、対韓政策が安倍政権と同じと平然と抜かす野党第一党の党首よりは少しは骨があることは私も認めるが、在日の方に下記ツイートで批判されている通り、時折地金が出るのも事実だ。
極めて正論?
— hoshiboo(今はキムチ職人&少しだけ畑作) (@Albert_kokinji) September 7, 2019
韓国を「町内にいる苦手な人」に例えてみたり、「色々な思いがある」などとは、日韓間にあった過去を全く無視した物言いじゃないか。今回韓国が日本を批判している理由について全く考えていない発言。その部分では現政権と変わらない。 https://t.co/Fo9vLqPLpw
枝野幸男ほど露骨ではないにせよ、結局韓国を「町内にいる苦手な人」扱いし、自衛隊員の戦死をまず心配する山本太郎の心性も「現政権と変わらない」。これが権力を批判する言説の絶え果てた「崩壊の時代」のまっただ中、2019年の日本だ。そういやこれらの野党は、片方は党名に元号を冠し、他方は参院選で「元号デモクラシー」を標榜してたな。