kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

幸福実現党の「霊(妄)言」が周庭を怒らせた

 香港の周庭は日本のあらゆる政治勢力に利用されようとしている観がある。

 

 たとえばTBSはよく彼女を「民主の女神」などと持ち上げるが、香港の民主化運動家たちはそのような個人崇拝につながる言い方をするなと強く反発している。しかしTBSには馬耳東風だ。私がこの言い方から連想するのは、日本の「リベラル」にありがちな個人崇拝であって、ひところの小沢一郎(や鳩山由紀夫植草一秀w)や一昨年の枝野幸男、それに最近の山本太郎らが個人崇拝の対象になってきた。いや、それどころか「リベラル」には小池百合子に「ワクワク」したという恥ずかしい過去(といってもつい3年前の話)もあったっけ。

 あとは、彼女らが中国に反発しているため、「敵の敵=味方」の論法ですり寄るネトウヨを含めた極右勢力がある。幸福実現党がその典型例だが、その幸福実現党の「霊言」の手口が周庭を怒らせた。mousou

 

 

 このツイートを受けて、幸福実現党党首の釈量子が醜い言い訳のツイートを発した。

 

 

 「誤解に基づくこととはいえ」などという言い草が何ともあさましい。

 

 この騒動に対する批評。

 

 

 同様のことが過去にもあったことは知っているし、この日記にも取り上げた。

 

 しかし、「左」の側にも周庭ら香港の民主化運動家たちに対するろくでもない言説を垂れ流している連中がいることをここで指摘しておかなければならない。

 それは、彼らが「アメリカの手先」であると言わんばかりの言い方で、暗に習近平の中国を弁護ないし擁護する連中だ。その実例は私も見たことがある。

 日本の新左翼系には一定の「毛沢東信者」がいるようだし、何でもかんでも「従米」で片付けたがる性癖を右翼の孫崎享につけ込まれた「小沢信者」系の連中などにも、あるいは香港の民主化運動家たちを批判したがる性癖があるかもしれない。今は周庭が日本でも人気だから彼らは口をつぐんでいるが。

 だが彼らのあり方は、何でもかんでも「嫌韓嫌中」のネトウヨを含む極右とまるっきり同じであるようにしか、私には見えない。