kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

天皇教と日本シリーズに背を向けて

 昨日は昼前から用事があったが、それにかこつけてテレビを一度もつけなかった。私が中学生時代の一時期以来、ン十年ぶりに天皇制廃止論に転じたのは昨年で、それまでは長年「必要悪」として妥協し続けていたが、その頃でも私は天皇家の祭祀をテレビで見る気がいつも全く起きず、たとえばしんしんと雪の降る寒い日だった昭和天皇の「大喪の礼」の日には、一日中PCのゲーム「ウィザードリィ」をやっていた。前天皇の即位礼(1990年)や現天皇の結婚の儀(皇太子時代の1993年)の時に何をやっていたかは覚えていないが、テレビで生中継を見た記憶は全くない。ただニュースくらいは見たかもしれない(大喪の礼の日にはニュースも見なかった)。

 今回は夜のニュースさえ見る気が起きず、テレビをつけなかった。プロ野球の日本シリーズで読売が初戦から3連敗したのも、Twitterに「たかほー」が現れたことによって知った。今年は日本シリーズもまだ1分も見ていない。第2戦の夕方に床屋でついていたテレビの音声が3回表まで聞こえてきて、散髪代を払う時に画面が一瞬目に入ったから、数秒だけは見た*1。普段の年はレギュラーシーズンのプロ野球の試合はテレビで全くといって見なくなったが(そもそもテレビ中継をやっていない)、日本シリーズだけは見ていたものだった。しかし今年はソフトバンクと読売という嫌いな球団同士の対戦。それでもシリーズ開幕前には、少しは見てしまうのかなあと思っていたが、結局忌避の念の強さがまさって、見ようという気が全く起きなかった。ただ第1戦はスポーツニュースで少し映像を見た。今年のレギュラーシーズンで4位の千葉ロッテに歯が立たなかったパ・リーグ2位のソフトバンクの選手たちは、掛け値なしに「読売はロッテより弱い」と思っているかもしれない。

 即位礼の話に戻ると、昨日の用事ではずっと室内にいて、特に午後は地下にいたので東京の天気も知らなかったが、下記の馬鹿げたニュースに「天皇教」の信者たちがキャッキャと歓喜していたらしい。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191022/k10012143731000.html

 

即位礼正殿の儀の直前 雨上がり虹かかる

 

22日の都内は午前中、天気が崩れ、時折激しく雨が降りましたが「即位礼正殿(そくいれいせいでん)の儀」が行われる直前に雨は上がり、一時青空が見えました。

また、同じ頃スカイツリーにあるNHKのカメラは北の方角に虹がかかる映像をとらえました。

 

NHKニュースより)

 

 NHKもこんなのを「ニュース」として流すのかね。何考えてるんだ。それに虹って凶兆とされることもあるんじゃないか?

 そういえば安倍昭恵が何やら奇矯な服装をしていた件も話題になっていたようだ。

 しかし、今回の即位礼でまたぞろ安倍内閣支持率が上がるんじゃないのか。こういう馬鹿げた「国民感情」のうつろいは、もういい加減に止めてほしい。

*1:スコアは0対0だった。5回裏二死まで、両チームの先発投手がともにパーフェクトの投球だったらしいが、試合は先に継投に出た読売の救援投手陣が乱れて読売が負けた。