萩生田光一のクソ発言については、毎日新聞も多く取り上げているようだが、このところこの新聞のネット配信記事は「有料記事」の壁が高いなどの理由で引用する気にならないので、東京新聞から引用する。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/education/edu_national/CK2019102602100031.html
英語民間試験 文科相「身の丈で」 「格差を容認」反発広がる
萩生田光一は単なる極右にとどまらず、強硬な新自由主義者であることを明確に示した発言だといえる。ここでいう新自由主義とは、格差の拡大を放置し、階級を固定しようとする思想であって、エスタブリッシュメント層による反動ともとらえられる。
そこで萩生田光一とはいかなる人物なのか、この人物が安倍晋三側近の極右であることはもちろん知っていたが、経歴その他は全然知らなかったのでちょっと調べてみたら、世襲で東大法学部出身でもあるのかとの予想に反して、東京都八王子市出身の非世襲で明治大学商学部卒、八王子市議を3期10年務めたあと東京都議を経て2003年の衆院選で初当選。2009年の政権交代選挙では比例復活もならず落選したが、落選中は加計学園系の大学として悪名高い千葉科学大学の危機管理学部客員教授として糊口を凌いでいたらしい。要するに若い頃から右翼思想に目覚めて活躍していたところに自民党の清和会系から目をつけられて衆院議員になり、安倍晋三の側近グループに加えてもらって衆院選で落ちた後の浪人時代にも安倍と加計学園に助けてもらった。こんな経緯もあって、萩生田光一は今や、格差拡大放置・階級固定を教義とする新自由主義の権力者と化しているわけだ。
この萩生田光一ほどむかつく奴も少ないが、こんなのを側近に抱える安倍晋三自身もまた新自由主義の権化そのものであることは、もっと広く周知されて然るべき事実だ。