kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

昨日(2/29)の毎日新聞と日刊スポーツが「安倍独断の一斉休校要請」を1面トップで激しく批判

 昨日(2/29)、毎日新聞と日刊スポーツ(!)が一面トップで安倍晋三を激しく攻撃する紙面を作っているとの情報を得たので、夕方、私が住む東京東部の区立図書館に行って現物を確認してきた。当然ながら、安倍晋三の記者会見など見ていない。そんなもの、見る価値など皆無であることは最初からわかり切っていたからだ。最近の毎日新聞のサイトは(朝日もだが)有料記事攻撃がうざいので、ここでは日刊スポーツの1面記事の画像を張ったツイートを挙げておく。

 

 

 毎日の記事をやや興奮気味に語るのはsuterakosoさんの記事。弊ブログへのコメントでご紹介いただいたので、下記にリンクを張っておく。

 

suterakuso.hatenablog.com

 

 毎日の1面トップ記事の見出しは、東京本社発行最終版でも「肺炎休校 首相独断」だった。3面でも安倍を強く批判している。

 私にも、かつて安倍政権の暴虐非道に対する毎日新聞の報道に興奮して、現物を買い求めた経験がある。といってもそれは安倍が1年で政権を投げ出した第1次安倍内閣時代の2006年12月16日、「改正教育基本法」(実際には改悪)が参院本会議で強行可決された翌日のことだった。その日の毎日新聞は、1面に「改正教育基本法が成立」という主見出しとともに、「目標に『愛国心』」、「改憲へのステップ」という見出しを掲げ、記事本文では、当時マスメディアが言及することがほとんどなかった「日本会議」と安倍政権との密接な関係を指摘した。当時公開した「きまぐれな日々」2006年12月16日付記事へのリンクを下記に示す。

 

caprice.blog63.fc2.com

 

 しかしながら、それから13年あまり経って、私は毎日とかなりの距離を置くようになってしまった。前述の「有料記事攻撃」もさることながら、それよりもっとずっと大きな理由は、2014年に朝日新聞が過去の「慰安婦報道」を訂正・謝罪して、それに対して安倍政権がかさにかかって朝日攻撃をした時、あの時は安易に安倍にすり寄ろうとして自ら墓穴を掘った朝日も大問題だったが、毎日はこともあろうに、安倍政権や読売・産経などの御用紙やネトウヨなどと同じ「右側からの」朝日叩きに加わったのだった。あれで私は毎日にすっかり嫌気がさした。とはいえ、2012年の衆院選日本未来の党を紙面を挙げて応援した東京新聞よりマシだとは思っているが。しかし、最近になって安倍批判に特化するなら(もちろんそれはやらないよりはやったほうが良いのだが)、安倍内閣がまだ第2次の頃から(現在は第4次)真面目にやっとけよ、といやみの一つも言いたくなる。

 蛇足ながら、私は残る朝日にも最近はすっかり愛想を尽かしている。それでも毎日や東京よりはまだマシだとは思っているけれども。

 なお、昨日の朝日は1面左上に「首相独断 休校見切り発車」と見出しをつけた記事を掲載し、2面で詳報しているが、東京新聞の記事は毎日や朝日と比較してずいぶんおとなしかった。同紙がシンパシーを隠さない山本元号党がこのところ「ゆ党」的性格を強めていることとの関係はまさかないだろうが(笑)、いずれにせよひところ「リベラル」人士から絶賛されていた東京新聞は、最近ではすっかり馬脚を現しているようだ。同紙の最近のウリだった望月衣塑子記者も、山本元号党の応援団の一人に過ぎないことが明らかになりつつある。

 

 昨夕行われた安倍晋三の記者会見自体は本当にしょぼいものだったらしく、TBSのテレビ報道ではほぼ批判一色だが、私はNHKや読売・産経など「向こう側」の報道にはほとんど接しないし、ネトウヨやヤマシンらのTwitterもほとんど見ないので、世論全体がどうなっているかはわからない。ただ、昨夜あたりはTwitterのトレンドで「#安倍やめろ」と「#安倍やめるな」が激戦を演じていたほか、ツイッタージャパンが「#安倍は辞めろ」を抑え込んだとかいう話があった。「#安倍やめるな」は当然ながら政権側のネット工作の反映だろうが、こういうばかばかしい話を聞くと、Twitterなよrんかやらなくて本当に良かったと思う。

 結局、世論の動向については世論調査結果待ちだ*1。それもこの週末だけではなく、来週末以降にも行われるであろう複数の世論調査を見なければわからない。少し前に、直近の朝日の世論調査結果が横バイだったのでやや悲観的な記事を書いてしまったが、それよりは下がっているのかもしれない

 安倍政権に対する批判その他については、稿を改める。

*1:昨夕の安倍の会見も、世論調査結果に影響を与えるために開かれたものだろうと推測する向きが多い。それはおそらく正しいだろう。