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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「節分」来年(2021年)は「2月2日」 例年より1日早いのは124年ぶり(NHK)

 来年、2021年は節分が2月2日、立春が2月3日になる。これは1897年以来124年ぶりのことらしい。

 

 

www3.nhk.or.jp

 

 「節分」来年は”2月2日” 例年より1日早いのは124年ぶり

2020年12月27日 10時08分

 

豆まきが行われる「節分」は例年、2月3日ですが、来年2021年は暦のずれの影響で1日早まり、124年ぶりに2月2日となる珍しい年になります。「節分」は「立春」の前日とされていますが、国立天文台暦計算室によりますと、暦のずれの影響で来年は「立春」が2月3日で、「節分」が2月2日になるということです。

 

立春」と「節分」が例年よりも1日早くなるのは明治30年以来、124年ぶりです。

「節分」は、再来年は2月3日に戻りますが、2025年から4年ごとに再び2月2日になり、2057年と2058年は2年連続で2月2日になるなど、今世紀の末にかけて2月2日になる頻度が高まる傾向にあるということです。

国立天文台の担当者は、来年のカレンダーのなかには「節分」の日付けを間違えて2月3日と記載したものもあったということで、「来年は例年よりも1日早いので豆まきなどの行事を予定している人は間違わないようにしてほしい」と話しています。

1984年(昭和59年)に「立春」2月5日、「節分」2月4日と例年よりも1日遅くなっています。

 

NHKニュースより)

 

出典:https://twitter.com/nhk_news/status/1343000904442601477

 

 上記記事の末尾に、1984年には節分が2月4日で立春が2月5日だったとあるが、私が子どもの頃には、それ以前も閏年はずっと節分が2月4日、立春が2月5日だった記憶がある。

 いうまでもなく、このズレは地球の公転周期(太陽の周りを一周するのに要する日数)が365.2422日である半端さを閏年で調節することによって生じる。周期が365.25日ではなく365.2422日なので、400年に3回、100で割り切れて400で割り切れない年は閏年にはしない。97を400で割ると0.2425なので、これで実用上ズレが問題にならないように調節できるという理屈だ。

 上記の閏年の効果によって、1953年から1984年までは、閏年だけが立春が2月5日で、それ以外の年は立春が2月4日だった。20世紀初頭の1901年から1916年までは、閏年の次の年だけが立春が2月4日で、それ以外の年は2月5日が立春だった。つまり、その頃には節分といえば2月4日だった。ところが、1985年から2020年までの36年間は、すべての年が2月3日節分、2月4日だった。2089年から2100年までの12年間は、閏年だけが2月3日節分、2月4日立春になるが、2100年が閏年ではないので、2101年から2103年は2月3日節分、2月4日立春で、2104年に120年ぶりに2月4日節分、2月5日立春になる。なお、1984年は日本では2月5日が立春だったが、中国では2月4日が立春だった。以上は、Wikipedia「立春」にて確認した。まあ2104年に生きているはずなどないのでどうでも良いのだが。そういえばドラえもんが誕生する2112年は節分が2月4日節分で2月5日立春だ。

 ところで、子ども時代の1972年に「閏秒」の導入が新聞に報じられたのを読んだ思い出がある。これは、地球の公転周期ではなく、自転周期のズレを調整するために設けられたもので、閏年の話とは関係がない。下記SEIKOのサイトにて確認した。

 

museum.seiko.co.jp