kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

大阪、東京、兵庫の3都府県に緊急事態宣言発出へ

 

 大阪府が政府に緊急事態宣言の発出を要請し、東京都と兵庫県も週内に要請する方向で調整している。これを受けて、どうやら政府は上記3都府県に対して緊急事態宣言を出すようだ。以下NHKの報道より。

 

www3.nhk.or.jp

 

3都府県に緊急事態宣言を出す方向で検討 新型コロナ対策で政府

2021年4月21日 4時03分

 

新型コロナウイルス対策で、政府は、緊急事態宣言の発出を要請した大阪に加え、要請を調整している東京と兵庫を含めた3都府県を対象に宣言を出す方向で検討しており、知事と連携して実効性のある対策を講じたい考えです。

 

大阪府20日、府内での感染の急拡大に歯止めがかからず、医療のひっ迫が深刻さを増している状況を受け、さらに強い対策を講じる必要があるとして、緊急事態宣言の発出を国に要請しました。

菅総理大臣は、20日夜、記者団に対し「大阪府から宣言の要請が出されており、政府として対応している。状況を精査して対策の中身も検討し速やかに判断したい」と述べました。

政府は、改正特別措置法の付帯決議で、要請があった場合は最大限尊重するとされていることも踏まえ、大阪に加え、要請を調整している東京と兵庫を含めた3都府県を対象に宣言を出す方向で検討しています。

そして、大阪府が、宣言が出された場合、人出を抑えるため、商業施設やテーマパークなど規模の大きな集客施設を中心に休業を要請したいなどとしていることも念頭に、感染症などの専門家の意見も聴きながら、知事と連携して実効性のある対策を講じたい考えです。

3都府県に宣言が出されれば、去年4月、ことし1月に続いて3度目となり、菅総理大臣と関係閣僚が近く協議して方針を決定することにしています。

 

NHKニュースより)

 

出典:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210421/k10012986611000.html

 

 菅義偉は、打つ手がないから五輪の聖火リレーを強行するために無理やり緊急事態宣言を解除した。その結果、大阪で医療崩壊が起きた。東京でも同様の事態になれば五輪など実施できるはずがない。なぜって、大阪と同じになるなら都内の病院に患者が入りきれない状態になる。そんな時になぜ五輪の選手団や関係者の面倒を見られるのだろうか。丸川珠代が発した「選手全員に毎日PCR検査をして変異株感染をチェックする」という戯言は実現不可能になる。

 東京五輪への執着では誰にも負けないであろう小池百合子にもそのくらいの理屈はわかるだろうから、なぜか二階俊博に緊急事態宣言の発出を打診したのだろう。

 既に医療崩壊を招いた大阪の吉村洋文も、年初のテレビ番組に出演して「医療の限界まで経済を回す」と宣った人間だ。竹中平蔵をブレーンとする菅義偉と合わせて、東西の各最大自治体の知事が揃いも揃って新自由主義者であることが、国内での感染拡大を招いた一因だろう。変異株の検出が遅れたのも、第3波で菅が無策だった時期があまりにも長かったために波を大きく拡大させてしまい、その結果第4波初期段階での変異株検出のS/Nが悪くなってしまったのだ。

 なお、緊急事態宣言はたぶん明日か明後日に決定して、424日から523日までの30日間(または4月23日からの31日間)にするのではないか。どうせ、5月末には宣言を解除させ、その状態で東京五輪の予定通りの実施を決めるというのが菅義偉小池百合子の計算に決まっているから、逆算するとこの日程しかあり得ない。