今日は2022年2月22日で、2が6つも含まれる。今年はもう1度、12月22日にもあるが、過去には1222年12月22日を最後に799年2か月間なかった。それで「No.2サミット」というのが開かれたらしい。下記はNHK甲府のニュース。
「NO.2サミット」 全国2位のものがある地域が初の交流
02月22日 18時01分
きょうは「2」が並ぶ2022年2月22日です。
日本で2番目に高い山「北岳」がある山梨県南アルプス市など、全国2位のものがある地域が交流してその魅力を発信する初めての会合、「No.2サミット」が開かれました。
「No.2サミット」は、全国1位の地域と比べて十分に知られていない全国2位の魅力を発信しようと、富士山に次いで日本で2番目に高い山、「北岳」がある南アルプス市の民宿の経営者の呼びかけで初めて開かれました。
会合はオンラインで行われ、2番目に大きい湖、「霞ヶ浦」がある茨城県かすみがうら市と2番目に古い時計台、「辰鼓楼」がある兵庫県豊岡市の地域の人たちが参加しました。
会合では2月2日を「No.2の日」とする記念日登録証の授与式が行われたあと、「2」が並ぶ、午後2時22分にあわせてくす玉を割り、記念撮影を行いました。
そして、3つの地域の魅力などが報告され、このうち北岳については、代表者が「周辺には3000メートル級の山々がそびえていて、また行きたくなるような山がいくつもある」とPRしました。
「No.2サミット」は今後も定期的に開かれる予定で、発起人で、南アルプス市で民宿を経営する名取大介さんは「今後もおもしろく続けることができる活動に育てていき、ナンバー2の場所を巡りたくなるような仕掛けも作っていきたい」と話していました。
(NHK 山梨 NEWS WEBより)
出典:https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20220222/1040016005.html
「ナンバー2」というと、42年前の1980年に文春から『Number』が創刊された時、創刊号に「Number 1」と大々的に書かれており、それを誌名かと思わせていた。ところが第2号の表紙は「Number 2」だったので、その時に初めて誌名が「Number」であることが明かされたのだった。なお「Number 2」の表紙を飾ったのは、8度日本シリーズに挑戦して一度も勝てなかったプロ野球・近鉄バファローズ監督の西本幸雄(1920-2011)だった。前年に「江夏の21球」で目前の日本一を逃しており、この年も第7戦まで戦ったが2年続けて広島に負けることになる。しかし西本監督は8度リーグ優勝を成し遂げており、8度ナンバー1になったともいえる。
「No.2サミット」の話に戻る。今度は読売のサイトより。「働く女性を応援します」と銘打った「OTEKOMACHI」の記事。
2022年2月22日にNo.2サミットで絶対2位の魅力発信
トピック
2022.2.19
「2位じゃだめなんですか」――。あの事業仕分けから13年。いつも、喜びと悔しさがない交ぜになった感情を抱える「ナンバー2」に2022年2月22日、再び脚光が集まりそうです。「日本No.2協会」がついに活動を始めました。日本で最も高い山といえば富士山。ところで、みなさんは日本で2番目に高い山をご存じでしょうか?
絶体王者の富士山は知名度も抜群
阪急交通社が2021年9月に行った「日本の山、川、湖の知名度に関するアンケート」(20代以上の男女、有効回答数524人)によると、富士山の知名度は81.3%。日本で一番広い湖の琵琶湖の知名度は70.6%に上りました。それぞれ観光地としても人気が高く、富士山は47.1%、琵琶湖は42.2%と半数近くもの人が「行ったことがある」と答えています。
2位以下については、「答えられない人が多数」だったとしています。日本で2番目に高い山「北岳」の知名度は17.9%、2番目に広い湖の「霞ケ浦」は14.1%にとどまっており、それぞれ伸びしろが大きいことが分かります。
北岳を擁する山梨県の「南アルプス市芦安温泉郷はたごの会」会長で旅館「なとり屋」主人の名取大介さん(41)は、「ナンバー1の陰に隠れているものの、全国には価値あるナンバー2がいくつも存在します。その代表が北岳です」と言葉に力が入ります。
「北岳は登山愛好家のあこがれの存在。かつて天皇陛下も登頂されています。季節の移ろいとともに、サクランボ、桃、スモモ、ブドウ、柿など自然の恵みも豊富。なのに、日本一の富士山は知っていても、2位の北岳は知らないという人がほとんど。ナンバー2というだけで、知名度はナンバー1とは雲泥の差。あんまりです」
「ナンバー2にも魅力がいっぱいある」「2位もすごいって言っていいよね」――。北岳の頂を仰ぎ見ては、幼い頃からじくじたる思いを募らせていた名取さんに2022年、絶好のチャンスが訪れます。日本記念日協会(長野県佐久市)によると、西暦に「2」が六つある日は1222年12月22日以来なんと799年ぶり。
2並びの日付に時機を見た名取さんは、2022年2月2日に「日本No.2協会」を自ら設立。全国各地の「日本2位」が連携して、地域活性化や観光振興、交流人口の増加を目指そうと意気込みます。そして、2月2日を「No.2の日」として記念日登録するほどの力の入れよう。
第1回「日本No.2サミット」開催
さらに、2022年2月22日には第1回「日本No.2サミット」をオンラインで開催することを決定。日本最大の湖の琵琶湖(滋賀県)に次ぐ霞ヶ浦(茨城県)、日本最古の札幌時計台(札幌市)に次いで古い時計台「辰鼓楼(しんころう)」(兵庫県豊岡市出石町)、「南アルプスの盟主」北岳の3者の関係者が一堂に会す歴史的な日を迎えます。
日本No.2サミットには、「霞ヶ浦」から、かすみがうら未来づくりカンパニー(茨城県かすみがうら市)代表取締役の今野浩紹さん、「辰鼓楼」は但馬國出石観光協会(兵庫県豊岡市出石町)理事の渋谷朋矢さんが参加し、「北岳」の名取さんと“絶対2位”の悲哀と魅力を存分に語り合います。その様子を、2月22日午後2時から「日本No.2協会」公式YouTubeチャンネルで配信するそうです。
日本No.2サミットは今後、2年に1回ペースで定期的な開催を目指しています。名取さんは「日本中のナンバー2をつなぎ、ナンバー2仲間を増やし、決してナンバー1になれなくともくじけることなく、ナンバー2チャレンジ精神を養い、明るい未来へと進んでいきます」と宣言しています。
日本のナンバー2を巡っては、このほかにも、〈1〉2番目に広い都道府県は?〈2〉2番目に狭い都道府県は?〈3〉2番目に大きい平野は?〈4〉日本で2番目に大きい盆地は?などもあります(答えは下)。
名取さんは、「人口や農産物の収穫量だと順位が入れ替わる可能性があるので、やっぱり『絶対2位』というのがいいですね。ぜひ、全国から『我こそは2位』というところが仲間に加わってくれるとうれしい」と話しています。
日本No.2協会事務局 山梨県南アルプス市芦安芦倉726「民宿旅館なとり屋」内(メール:ashiyasu.2@gmail.com)
(「OTEKOMACHI」より)
出典:https://otekomachi.yomiuri.co.jp/lifestyle/20220219-OKT8T334261/
北岳は私が登ったことのある一番高い山だ。天皇が登ったのは1987年夏で、白峰三山を縦走した。私も6年前に縦走したが、登りよりも下りが異様にきつかった。
ところで記事に言及されている阪急交通社の調査には、確か「2番目に長い川」も含まれてたんじゃなかったっけ。第1位は信濃川で第2位は利根川だが、利根川はあまりにも貫禄がありすぎて「No.2」のイメージにそぐわないとして外されたのだろうか。
なお、記事の終わりの方にあるクイズの答えは引用しなかった。一つ気に食わない設問があったからだ。何が「2番目に狭い都道府県」だよ。埋め立てで水増ししやがって。このように文句たらたらなのは、私がかつて一番狭い都道府県である香川県に7年間住んでいたからだ。
なお、このいかさまの「2番目に狭い都道府県」には、他のどの都道府県にも負けない「No.1」がある。言わずと知れたあの件だが、これについては別記事で書く。
[追記]公開が1秒遅れた。無念。