kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

甲武信岳!

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今時20%近くの人が「富士山」が「日本で1番高い山」だということを知らないんだ! と吃驚した。もし今が戦前だったら、「日本で1番高い山」が「富士山」だというのは間違っている。日本の領土内で「1番高い山」は台湾の阿里山、日本名新高山だった。ニイタカヤマノボレということで、帝国海軍は真珠湾に奇襲をかけたのだった。まさか、戦前の教育を受けた人がそんなに生き残っている筈がない。この20%近くの人は「日本で1番高い山」は何だと思っているのだろうか?

 

出典:https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/10/18/012125

 

 私も驚きましたが、琵琶湖の認知度が70%なら富士山が80%でも不思議はないのかもしれないとも思いました。おそらく琵琶湖の1位を知らない人と富士山の1位を知らない人は相当部分が重なり合っていて、彼らは山も川も湖もひっくるめた自然に一切関心がないんじゃないでしょうか。

 あと、富士山の認知度80%という数字に、1938年に「マルスの歌」を書いた石川淳はひそかに喜んでるんじゃないかと思いました。発禁になったその小説で、作中の「わたし」は「フジ」を嫌っていたからです。でも1938年には富士はニッポンイチの山ではなありませんでした。不思議なのは、巖谷小波文部省唱歌「ふじの山」を作詞したのは1910年であることです。なぜって、富士山が「日本一」ではなかったのは日清戦争後の1895年からの半世紀間でしたからね。誰かさんじゃないけど、なんで「二番」(だったかどうかは知りませんけど)じゃダメだったんでしょうか。

 

信濃川」が「最も長い川」ということは知識としては知っている。でも、実感は持ちにくい。「利根川」の方が長そうな感じがする。信濃川は長野と新潟の2県だけ*1なのに対して、利根川の場合は関東地方縦断だよ。

ところで、信濃川の源流と荒川の源流はけっこう近いんじゃなかったかしら。

 

出典:https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/10/18/012125

 

 これは、現在は東京人ですが小学生時代に関西で地理を学んだ私としては、そりゃ長野県は広いからなあって感じで、そんなに違和感はありません。

 

 信濃川の源流と荒川の源流はともに甲武信岳直下にありますね。

https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000684982.pdf

 

 そういえば2013年に甲武信岳に登った時、東京に来てからしばらくまともに山に登ってなかったからバテバテになったんだった。今回も2シーズン連続で登ってないし、8歳年をとったから当時よりさらに弱くなっているかもしれない。あの時は、2014年にトレッキングシューズを買い換えて、まず奥多摩の高水三山からリハビリを始めて、翌年には五竜岳から鹿島槍までの八峰キレット越えをやった。当時、ある程度の頻度で山に行けば、年をとってもなんとかなるものなんだなと思った。鹿島槍の山小屋で久々にテレビを見たら、ヤクルトが広島に勝って連勝し、首位をキープしたとか言ってた。そこから逆算して、その前の甲子園での阪神2連戦は初戦に負けて2戦目に勝ったんだなと知った(登山中は携帯の電波も入らないし、それまでの山小屋にはテレビもなかったので結果を全然知らなかった)。あの頃には、シルバーウィークのあとの木金を休んで9連休をとる余裕があった。今はそれもなく仕事に追われている。労働環境は明らかに今の方が2015年よりずっと悪いのだった。もういい歳だというのに。コロナの影響も大きいが、それ以上にわけのわからない締めつけが強まってきている。

 そんな中、6年ぶりのヤクルトの優勝争いとともに、4年ぶりの衆院選が行われる。この衆院選の意味はきわめて大きい。