kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

長野・白馬山麓の「白馬大雪渓」が大規模崩落で通行止め

 今年は山に行っていない。私は山に行くとは言っても、夏山を山小屋泊まりする程度の軟弱な人間で、テント泊などは基本的にやらないため、山小屋が「三密」の最たるものであることをよく知っている。だから最初から山に行く機にもならないのだ。それだけでもストレスの原因になる。プロ野球セ・リーグヤクルトスワローズが優勝した5年前(2015年)のシルバーウィーク5連休には、後立山連峰唐松岳から五竜岳鹿島槍ヶ岳爺ヶ岳へと縦走したものだが、今年は4連休明け直後に(自然ではなく)仕事の大きな「山」があるため、4連休中にもその準備にある程度の時間を割かなければならない。5年前と今年とではなんたる違いかと嘆いていたところに、白馬大雪渓崩落のニュースに接した。下記はNHKニュースへのリンク。

 

www3.nhk.or.jp

 

 以下引用する。

 

長野 白馬村白馬大雪渓」大規模崩落で通行止め

2020年9月20日 7時40分

 

登山者に人気がある長野県の北アルプス・白馬岳の「白馬大雪渓」を通るルートは、大規模な崩落が発生したため、20日から通行止めとなっています。


長野県白馬村の「白馬大雪渓」は、北アルプスの白馬岳と杓子岳にはさまれた谷にあり、夏でも雪の上を歩いて登山ができるルートとして人気があります。

村によりますと、ことしにかけての記録的な雪不足で積雪が少ないうえ、この夏の長雨と猛暑の影響でここ数日で急激に雪どけが進み、雪渓で大規模な崩落が発生したことが18日までに確認されました。

このため村は、登山者の安全確保のため20日からこのルートを通行止めにしています。

村は、年内の規制解除は難しいとして、白馬岳へは隣の小谷村側から向かう、う回ルートを利用するよう呼びかけています。

村には、登山を目的に例年、3万人以上が訪れますが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大で、山小屋が営業休止になるなど影響が及んでいて、登山に訪れる人は先月までの時点で去年の同じ時期の3割ほどに落ち込んでいます。

村は「異常気象で山岳観光のメインルートである大雪渓まで通れなくなり残念だ」と話しています。

 

NHKニュースより)

 

出典:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200920/k10012627251000.html

 

 後立山連峰でも、白馬岳(しろうまだけ)を含む唐松岳より北の山域には行ったことがない。5年前にやった「八峰(はちみね)キレット」越えに続いて、白馬岳から唐松岳の間にある「不帰(かえらず)キレット」越えも一度はやってみたいと思っているから、もしかしたら新型コロナウイルス感染症の蔓延さえなければ、今年はこの4連休にこのコースを歩く予定を立てていたかもしれない。白馬大雪渓(はくばだいせっけい)が落石や雪崩の名所であることは有名で、これまでにも多くの事故が起きている。

 それにしても、今回の大規模な崩落が気候変動の影響の一つであることは否定できないのではないか。

 アメリカの共和党や、日本の一部のオザシン、それに山本太郎など、「地球温暖化(気候変動)陰謀論」になびきがちな政治家や政治勢力は今なお少なくないが、彼らは自らが時代に取り残されていることにいい加減気づくべきだろう。