kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

某元号組(山本太郎、大石晃子)は越えてはならない一線を越えた

 2021年11月以降の私の基本的なスタンスは「維新主要打撃論」なので、あんまり某元号組批判ばかり延々とやりたくはないのだが、今回山本太郎や大石晃子が一線を越えた以上止むを得ない。

 『Living, Loving, Thinking, Again』より。

 

sumita-m.hatenadiary.com

 

れいわ新選組*2「【声明】ロシアによるウクライナ侵略を非難する決議について(れいわ新選組 2022年2月28日)」https://reiwa-shinsengumi.com/comment/11439/

 

曰く、


れいわ新選組は、
ロシア軍による侵略を最も強い言葉で非難し、
即時に攻撃を停止し、部隊をロシア国内に撤収するよう強く求める立場である。

 

ではなぜ決議に反対するのか。

今、日本の国会として、
一刻も早く異常な事態を終わらせようという具体性を伴った決議でなければ、
また、言葉だけのやってる感を演出する決議になってしまう。

では、明日決議される内容に加えて、今、国会として強く政府に求めるならば、
何を決議するべきか。

ウクライナ国民への人道支援のさらなる拡大と継続、及び戦火を逃れ避難する人々を難民として受け入れ
プーチン大統領による核兵器の使用を示唆する発言と行動に、唯一の被爆国である日本の総理として強く撤回を求める
・今回の惨事を生み出したのはロシアの暴走、という一点張りではなく、
米欧主要国がソ連邦崩壊時の約束であるNATO東方拡大せず、を反故にしてきたことなどに目を向け、この戦争を終わらせるための真摯な外交的努力を行う
・国内においては、この戦争によって原油高などの物価上昇により
生活や事業が圧迫される状況に対して、
消費税減税、ガソリン税0%、一律給付金などで
日本国内に生きる人々を守る
以上のようなことを、政府に求めることが必要な場面ではないだろうか。

「 言葉だけのやってる感を演出する決議になってしまう」としても、それは「反対」の理由にはならない。そもそもこういう「決議」とかデモとかによって、敵を物理的に傷つけることはできない。敵にプレッシャーを与えるために行なうものだろう。仮令「 言葉だけのやってる感を演出する決議」であっても、プーチンが少しでも不快感を感じたら、その成果はあったとすべきだろう。そういう「決議」もなければ、日本の国会は(プーチンにとって)五月蠅以下の存在となってしまう。
さて、「れいわ新選組」の主張だが、「米欧主要国がソ連邦崩壊時の約束であるNATO東方拡大せず、を反故にしてきたことなど」ということ以外は基本的に妥当だと思う。そもそもそんな「約束」が存在していたのかという事実性が疑わしいと思うからだ。また、プーチンが口実としていた露西亜系住民に対する「ジェノサイド」の危険などが虚偽であることは既に明らかになっている*3。逆に、「れいわ新選組」の主張に欠けているものを挙げれば、露西亜国内における反戦運動、グローバルな露西亜人たちによる反戦運動への連帯だろう。
必要なのは、プーチン一味に、

 

 

四面楚歌

 

というか、

 

四面烏歌

 

を感じさせることだ。

 

(『Living, Loving, Thinking, Again』2022年3月1日)

 

出典:https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2022/03/01/100254

 

 引用文中の色つきボールド文字は引用者による。

 赤字ボールドにした部分については、「そんな約束はなかった」という、山本太郎に対する有力な反論があって、記者会見で質問された山本自身、明文化された約束はなかったけれども「密約」があった、などとするいかにも陰謀論者らしい言い訳をしていたようだ。

 

 

 

 

 また、『Living, Loving, Thinking, Again』からの引用文に戻ると、某元号組(山本太郎)の主張に欠けているものとしてロシア国内の反戦運動が挙げられているが、本当にその通りだと思う。

 非常に短い辺見庸のブログ記事に、プーチンの「死相」と合わせてロシアでの反戦デモが触れられていたこととは好対照だ。

 

yo-hemmi.net

 

 辺見のブログ記事のタイトルは「暗黒の21世紀」だが、サブタイトルは「○ロシアの反戦デモ」だ。辺見は「米国と西側が正しい のではない」とも書いている。これもその通りだと思う。

 約束があろうがなかろうが、NATOの東方拡大がロシアを過激化させた大きな理由であることは明らかだ。それはそれで正当に批判されなければならない。

 しかし、ひとたびロシアが侵略戦争を引き起こした以上、侵略者を一方的に論難しなければならない局面になった。

 山本にはそんな当たり前のことすら理解できない。しかも、ロシアの反戦デモに眼差しを向けることすらしない。いつもながら、あまりにも「上から目線」なのだ。なぜこんな政党に支持者がいるのか、私には信じられない。

 最後に、kazukazu88氏による某元号組に対する極めつきの、私にもここまでは書けなかった強い非難のツイートをいくつか挙げておく。

 

 

 「新撰組」は正しくは「新選組」。先日、朝日新聞の駒木明義記者も間違えたあと、訂正のツイートを出していたと記憶する。下記は上記ツイートへの反応。

 

 

 

 

 いや、じかに教え込まれてるんでしょう。そうとしか思えない。この段階まで来ると、事情通の方には元号組(山本)に当該の陰謀論を吹き込んだブレーンを特定できることだろう。山本は単に言われたことを鵜呑みにしているだけと推測される。いつだったか弊ブログのコメント欄でMMTを信奉するヤマシンが言っていた「山本太郎さんは賢いから間違えない」との侵攻、もとい信仰は、実態とはかけ離れている。誰が山本らに陰謀論思想を吹き込んだ黒幕かについては正直言って関心が薄れてきたが(それよりも早く維新叩きに戻りたい)。少しだけ名前を挙げておくと、「アルルの男」中田某とか副島某ら、それに鳩山由紀夫あたりも強度のロシアびいきらしいし、オザシンの「よしぼ〜」だの、私がブログを始めた頃には既にオザシンブログ『晴耕雨読』を運営していた「早雲」だの、オザシン系にはやたらめったらプーチンやロシアの応援団がいるようだ。植草一秀のブログも久し振りに見に行ったが、やはり露骨にロシア寄り、プーチン寄りだった。奇妙にも、彼らは小沢一郎のスタンスとはかけ離れている(但し鳩山由紀夫とは非常に近い)。

 

 kazukazu88氏のツイートに戻る。

 

 

 下記ツイートで「よしぼ〜」と「早雲」が参戦していることを知った。しかし「よしぼ〜」はさほど過激な立場はとっていないようだ。氏はオザシンではあっても鳩山由紀夫陰謀論者たちの影響はあまり受けていない人なのかもしれない。

 

 

 

 繰り返すが、某元号組は本当に、越えてはならない一線を越えてしまった。