国連総会でロシア非難決議が可決された。以下に朝日新聞デジタルの有料記事の無料部分を引用する。
国連総会、ロシア非難決議を141カ国賛成で採択 反対5カ国のみ
ニューヨーク=藤原学思 2022年3月3日 5時23分
193カ国で構成される国連総会は2日、ロシアを非難し、ウクライナからの即時撤退を求める決議案を141カ国の賛成で採択した。反対はロシアなど5カ国にとどまった。決議に法的拘束力はないが、国際社会の中でロシアの孤立を浮き彫りにし、圧力をかける意味合いがある。
決議案は米国や欧州の多くの国、日本など96カ国が共同提案国として名を連ねた。採決でロシアの他に反対したのは、ベラルーシ、北朝鮮、エリトリア、シリア。中国やインドなど35カ国は棄権票を投じ、12カ国がなんら態度を示さなかったが、ロシアに厳しい態度を取る国が圧倒的に多いことが明確になった。
決議は「国家間の法の支配を促進する上で、国連憲章が最も重要であることを再確認する」との文言で始まり、ロシアによる「特別軍事作戦」宣言を非難。軍事行動が「国際社会が何十年も欧州で見ていない規模」だとしたうえで、「いまの世代を戦争の惨劇から救うため、緊急の行動が必要であることを認識する」と記された。
ロシアの侵攻については「最も強い言葉で遺憾の意を表明する」との表現が用いられた。当初の決議案では「最も強い言葉で非難する」となっていたが、できるだけ多くの国の支持を取り付けることを優先させ、文言を弱めた。
国連では2月25日、同様の…
(朝日新聞デジタルより)
反対したのはロシア自国以外ではベラルーシ、北朝鮮、エリトリア、シリアの4カ国だけだった。中国ほか計35カ国は棄権したが反対はしなかった。
決議案の文面が違うから単純な比較はできないかもしれないが、日本国会で決議案に衆参両院とも某元号組のみが反対したことと重ね合わせずにはいられない。あれほどプーチンを擁護していた日本維新の会の鈴木宗男までもが賛成に回った。しかし、形式上は党議拘束のないはずの某元号組は5人の国会議員全員が反対した。組長、もとい党代表の山本太郎は形の上では各議員の自由意志だと言いたいのだろうが、山本による事実上の強制であろう。
山本は越えてはならない一線を越えた。自民党の安倍晋三ともども、山本は議員辞職して政界から引退すべきだとの私の意見はますます強まった。
他の4人の国会議員に対しては、山本による事実上の強制であろうことに鑑みて議員辞職までは求めない。しかし維新批判での活躍を期待していた大石晃子がロシアとプーチン擁護の鉄砲玉になってしまったことは痛恨の極みだ。
同組には現元号からとった党名の変更を含む一からの出直しを求めたい。