kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

江東区長選 酒井菜摘区議が立候補表明(朝日新聞)

 4月の江東区長選における柿沢未途の買収容疑が深まる中、来月3日告示、10日投票の江東区長選に向けて、いつもの「おっさん東大生」猪野隆に続いて、江東区議の酒井菜摘が立候補の意向を表明した。朝日新聞デジタルの無料記事より。

 

www.asahi.com

 

 以下引用する。

 

江東区長選、酒井氏が立候補表明 区議2期目、立憲など支持へ

土舘聡一 2023年11月16日 20時14分

 

 東京都江東区長選での有料ネット広告問題に関して木村弥生・前区長が引責辞職したことに伴う区長選(12月3日告示、同10日投開票)に、同区議の酒井菜摘氏(37)が16日、無所属での立候補を表明した。国政野党の統一候補となる見込みだ。

 

 酒井氏は、看護師や助産師を経た後、2019年の区議選に立憲民主党公認で立候補して初当選し、現在2期目。区長選立候補にあわせて14日に同党を離党したという。立憲が支持する方針のほか、酒井氏は共産党れいわ新選組東京・生活者ネットワークなどとも共闘について協議しているという。

 

 16日に記者会見し、4月の区長選をめぐる問題について「当時はそういうことがあったとは全く知らなかった。古い政治と決別をする」と述べた。区長任期を3期までとする多選禁止条例の制定や、出産や子育て関連予算の拡充、医療福祉の充実などを公約とする。

 

 同区長選には、元国税庁職員の猪野隆氏(58)が無所属での立候補を表明している。(土舘聡一)

 

朝日新聞デジタルより)

 

URL: https://www.asahi.com/articles/ASRCJ63LVRCJOXIE025.html

 

 記事についたブコメより。

 

江東区長選、酒井氏が立候補表明 区議2期目、立憲など支持へ:朝日新聞デジタル

共産党がよく非難してるとおり立民は自公区長の提案に議会で何でも賛成してる訳でこの人になったから何が変わるのかという感じも。山崎息子や維新がやるよりはマシ程度

2023/11/17 13:54

b.hatena.ne.jp

 

 そうかもしれないが、その共産党は酒井氏に乗っかる可能性が極めて高い。以下産経新聞より。

 

www.sankei.com

 

 以下引用する。

 

江東区長選 酒井菜摘区議が立候補表明

2023/11/16 17:14

 

木村弥生氏の辞職に伴い行われる江東区長選(12月3日告示、10日投開票)に16日、江東区議の酒井菜摘氏(37)が無所属で立候補すると表明した。立憲民主党共産党などが支持する。

 

都庁で会見した酒井氏は同区長選を巡る公職選挙法違反事件について、「(就任して)わずか半年で区長を辞職したことで区政や区民に多大なる負担と迷惑をかけており、責任は重い」とした上で、「区民の政治への不信が募っており、子供や女性やお年寄りに寄り添っていく。正直で公正な区長が求められている」と古い政治との決別を訴えた。

 

木村前区長を支援した自民党衆院議員の柿沢未途前法務副大臣から、複数の同区議が現金を受領しているが、「木村陣営や柿沢陣営から働きかけを受けたり、現金の授受があったりしたことは一切ない」と自身の関与は否定した。

 

産経新聞より)

 

URL: https://www.sankei.com/article/20231116-47GKW2XI6BNA5BVRAMV57IU5ZY/

 

 産経は「立憲民主党共産党などが支持する」と明確に書いている。記事の信頼性に欠けることが多い産経だが、これは現実になるだろうと私も思う。

 なにしろ、この春の区長選で共産と社民が支持した候補に私も投票したけれども「おっさん東大生」猪野隆にも負けて最下位だった。

 江東区は立民や新選組を含む旧民主・民進系がめちゃくちゃに弱い自治体だが、その中にあって酒井区議は区の立民区議の中ではエース級の人だ。この春の区議選では選挙カーなどで騒音を立てないなどと宣言していたはずで、よほど自信があるんだろうけどろうなるんだろうなと思っていたら、3位で当選した。下記東京新聞のサイトにあるデータを参照されたい。余談だが私が投票した候補は落選した。

 

 ちなみに2位で当選した自民党の川北直人は、もともと小沢一郎自由党(2003年に民主党に合流した旧自民党)に属する江東区議だったが、2007年と11年の江東区長選に立候補して山崎孝明に連敗した。そして2013年には日本維新の会公認で東京都議選に立候補したが落選した。この時の都議選に山崎一輝と柿沢幸絵(未途の妻。2017年落選、2021年不出馬)が当選している。柿沢は目黒区からの国替えだった。その後2015年の区議選に無所属で2度目の当選を果たし、自民党に入党して2019年と23年に連続当選している。最近では今回の区長選に絡めて下記のXを発信した。

 まず下記は川北のXアカウントに固定されてトップに表示されるらしいポスト。

 

 

 こういうのを見ると、柿沢未途自民党内で針の筵だろうなと思う。もちろん自業自得だし、それよりも捜査の行方の方が柿沢には気になって仕方ないかもしれないが。

 また、下記は木村弥生を応援したのは立民だとするポスト。

 

 

 上記ポストに貼り付けられた画像を見ると、立民区議選に立候補して当選した高野勇斗は本当に4月の区長選で木村弥生を応援していたらしいことがわかる。ただ、立民区議で木村を応援したのは高野だけらしい。この高野は蓮舫の元秘書だがかなりの保守派人士のようだ。酒井菜摘は2期目のアドバンテージがあるとはいえ、高野の倍以上の票を得て当選した。また高野のすぐ下で中位当選した三次(みつぎ)由梨香は音喜多駿の妻だ。

 論外なのは川北や三次だが、木村弥生を応援した高野もたいがいだ。そりゃ2021年の都議選で定数4の江東区選挙区で6位に終わったのも当然だろう。野田佳彦のグループに属する蓮舫の元秘書なんてそんなものかもしれない。もしかしたら高野は柿沢未途とも結構気が合ったかもしれない。

 しかし酒井菜摘は高野などとは一線を画した人だろうとは思う。だから野党統一候補としてまとまりつつあるのではないか。

 川北については、彼は元小沢系の人だったようだが、小沢系の人間は本当に信用ならないという見本のような人物だと思う。

 そこで気になるのは維新だが、半月以上前に馬場伸幸が参戦の意向を口にしていた割には誰が出てくるのかわからない。下記のXを見て、東京都議選で落選歴のある下記墨田区議かもしれないと思った。

 

 

 しかし出てくるのがこの清水だとすると、維新の勝算はほとんどないと思われる。なぜなら2021年の都議選で清水は前記の立民・高野にも及ばない7位で惨敗しているからだ。下記読売新聞のURLを参照されたい。

 

 清水は誰か衆議院議員の秘書だったようだが、誰の秘書だったかはわからなかった。

 

 なお井戸まさえ氏が酒井区議の出馬について下記のXを発信している。

 

 

 前記リンクのブコメで、主は「山崎息子や維新がやるよりはマシ程度」と書いているが、もう一人、世襲木村弥生と比較しても酒井菜摘の方がずっと良いだろう。何より、仮に山崎一輝が出てくるなら、あんな人を区長になど絶対にさせたくない。

 「よりマシな選択」を重ねて、少しでも良くしていくほかないだろう。