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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ロシア ナワリヌイ氏が死亡 プーチン政権批判の反体制派指導者(NHK)

 表記の件は昨日スマホに送られてきた速報で知ったが、気が重くてなかなか取り上げる気がしなかった。今朝は爆睡してたし、昼頃は半世紀以上前の思い出話を音楽ブログに書いて現実から逃避していた。

 NHKニュースより。

 

www3.nhk.or.jp

 

 以下引用する。

 

ロシア ナワリヌイ氏が死亡 プーチン政権批判の反体制派指導者

2024年2月17日 11時55分

 

ロシアでプーチン政権を批判する急先ぽうとして知られ、刑務所に収監されていた反体制派の指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏が死亡したと当局が発表したことを受けて、ロシア国内外で追悼する動きが出ているほか、欧米各国などからはプーチン政権を批判する声が相次いでいます。

 

ロシアのプーチン政権への批判を続け、刑務所に収監されていたナワリヌイ氏について関係当局は16日「散歩のあと気分が悪くなり医師が蘇生措置を行ったものの死亡が確認された」と発表しました。

 

47歳でした。

 

ナワリヌイ氏は、2020年、政権側の関与が疑われる毒殺未遂事件の被害を受けたあと過去の経済事件を理由に逮捕され北極圏にあるロシア北部のヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所に収監されていました。

 

ロシアでは、来月、大統領選挙が行われプーチン大統領も立候補していますが、ナワリヌイ氏は、支援団体を通じてプーチン氏以外の候補者に投票するよう呼びかけるなど収監後も反政権の活動を続けていました。

 

これを受けて、アメリカのバイデン大統領は「プーチンに責任がある」と述べて厳しく非難するなど、欧米各国などから批判の声が強まっています。

 

また、世界各地ではナワリヌイ氏を追悼するとともにプーチン大統領に抗議する動きが広がっています。

 

このうち、リトアニアの首都ビリニュスではソビエト占領による犠牲者を悼む記念碑に人々が集まり、花を手向けたりろうそくに火をともしたりして追悼していました。

 

女性の1人は「偉大な人が亡くなった。ロシアにはまだ強い人たちがいるという証しだった。これは人々にとってある種の抵抗の終わりだと思う」と涙を流しながら話していました。

 

ナワリヌイ氏を追悼する動きはロシア国内でも広がりましたが、ロシアでは集会やデモが厳しく規制されていて、人権団体によりますと、これまでに8つの都市で100人以上が拘束されたとし、当局が神経をとがらせている様子がうかがえます。

 

ナワリヌイ氏を支援する団体は、前日の15日、ナワリヌイ氏が裁判のために刑務所からビデオを通じて姿を見せ、健康そうに見えたとしてその映像をSNSで公開していました。

 

ロシア大統領府のペスコフ報道官は16日、記者団に対し「われわれが知るかぎりでは、規則に従って確認や解明などが行われている。医師が明らかにするはずだ」と述べたほか、ナワリヌイ氏の死亡についてはプーチン大統領も報告を受けたと明らかにしました。

 

アレクセイ・ナワリヌイ氏は、ロシアでプーチン政権を批判してきた急先ぽうとして、世界的にも知られた反体制派の指導者です。

 

プーチン大統領が反対勢力に対する抑圧を強める中で、最大の政敵ともみられてきました。

 

ナワリヌイ氏は、1976年、モスクワ州生まれで、2000年代初めからプーチン政権の高官や国営企業汚職を主にインターネット上で告発する活動を続け、若者を中心に人気のブロガーとして支持を広げていきました。

 

政権側の汚職や選挙の不正に対して、ナワリヌイ氏は反政権デモを呼びかけ、ロシア全土に広がりを見せました。

 

一方、ナワリヌイ氏自身は政権から敵視され、繰り返し拘束された上、罰金刑や実刑を科されました。

 

そうしたなか、2020年、ナワリヌイ氏はロシア国内を旅客機で移動中に突然、意識を失い、ドイツの病院に搬送されます。

 

原因の究明にあたったドイツ政府は、旧ソビエトで開発された神経剤『ノビチョク』と同じ種類の物質によって攻撃されたと発表しました。

 

政権側の関与が疑われる毒殺未遂事件として、世界に衝撃を与え、プーチン政権に対する国際的な批判が高まりました。

 

そして、ナワリヌイ氏は、2021年の1月、療養先のドイツから帰国した直後、過去の経済事件を理由に逮捕され、刑務所に収監されました。

 

また、ナワリヌイ氏が率いる団体もその年の6月、ロシアの裁判所から「過激派組織」に認定され、解散に追い込まれました。

 

さらに、2022年3月、ロシアの裁判所は、新たに詐欺などの罪で禁錮9年の判決を言い渡し、刑期が大幅に延長されることになりました。

 

しかし、ナワリヌイ氏は、刑務所からも支援者を通じてSNSで政権批判を続け、弾圧に屈しない姿勢を崩しませんでした。

 

プーチン政権が始めたウクライナへの軍事侵攻に対しても繰り返し非難し、市民に反対の声を上げるよう呼びかけました。

 

欧米各国や人権団体はプーチン政権に即時釈放を求め、国際社会ではこうしたナワリヌイ氏の姿勢を評価する声も高まります。

 

ナワリヌイ氏は、EUヨーロッパ連合の議会が人権擁護に貢献した人に贈る「サハロフ賞」に選出されたほか、たびたびノーベル平和賞の有力な候補にも上がりました。

 

また、2023年、活動を取り上げた映画『ナワリヌイ』がアメリカのアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞しました。

 

2人の子どもとともに授賞式に出席した妻のユリアさんは「夫は真実を述べ、民主主義を守るためだけに刑務所にいます。夫と私たちの国が自由になる日を夢みています」と訴えていました。

 

一方、支援団体はナワリヌイ氏の体調が収監中に悪化しているとたびたび訴え、去年4月には「急性の胃の痛みを訴え、刑務所に救急車が呼ばれた」と明らかにした上で「ゆっくりと、しかし着実に毒殺されようとしている可能性が排除できない」と危機感を訴えていました。

 

ナワリヌイ氏に対し、ロシアの裁判所は去年8月、過激派団体を創設した罪などで新たに禁錮19年の判決を言い渡し、刑期がさらに大幅に延長されることになりました。

 

そうした状況の中でもナワリヌイ氏は、ことし3月のロシア大統領選挙をめぐって、支援団体を通じてプーチン大統領以外の候補者に投票するよう呼びかけ、政権への批判姿勢を貫いています。

 

去年12月、支援団体はナワリヌイ氏との連絡が途絶え、所在が不明になったと明かし、その後、ロシア北部の北極圏にある刑務所に移送されていたことがわかりました。

 

ナワリヌイ氏は先月、SNSを通じて移送後の姿を見せていました。(後略)

 

NHKニュースより)

 

URL: https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240216/k10014361581000.html

 

 プーチンはやることがますます露骨になってきた。おそらくプーチン自身が手を汚してはいないのだろうが、それがこの手の恐怖政治を行う人間の常態だ。

 ここまでやってもいわゆる「新(?)左翼」筋には擁護派がいるのだから始末に負えない。おえん。どうしようもない。中には共産党支持系のはずのくせになぜかロシア寄りの人間までいるが、このところパワハラその他で評判の悪い日本共産党も、ことロシアに対しては強硬かつ徹底的な批判で一貫している*1。一部の人士たちがいかに異常かということだ。

 これ以上書く気にならないから宮武嶺さんのブログ記事にリンクを張っておく。

 

blog.goo.ne.jp

*1:むしろウクライナ戦争に関する共産党の立ち位置に批判的な一部の某元号新選組支持者(または信者たち)の方がよほどいただけない。