故高橋茉莉氏と国民民主党代表・玉木雄一郎の件については、下記sumita-mさんのブログ記事が非常に良い。
以下引用する。
玉木の反応というのは一般的な準位でいえば正しく・適切なものだと言えるだろう。彼もWHOを引き合いに出しているが、たしかに「自殺」について報道したり公的に言及したりする際には慎重さが要請される。ただ、玉木が非難されるのは、少なからぬ人が、玉木の反応の中に、今回の事件と「公認取り消し」問題との関係についての予想される非難に対する先制的防御、つまり俺たちは悪くないからね! という言外の意味を読み取ってしまったからだろう。玉木は「その後も心配しており、ときどきSNSなどで元気な様子を拝見して安心もしていました」という。しかし、高橋さんのTwitterは4月の初め以降、インスタグラムは6月以降、全く更新されていない*4。つまり、「元気な様子を拝見」することは不可能だったのだ。
この問題の背景には、水商売(夜職)への一般的な差別や21世紀に入ってから激しくなった生活保護に対するバッシング(生保叩き)があるとともに、生活保護制度に関する決定的な無知があるように思う。結論から言うと、「生活保護」を受給しながら「ラウンジ」で働いていたということはあり得ない。また、自分若しくは家族が「生活保護」を受けながら、大学に通うということがそもそも制度上不可能なのだった。「生活保護」世帯の子どもが大学へ行こうと思ったら、「世帯分離」を行い、「生活保護」の対象から外れなければならない。つまり、大学に入学した時点で「生活保護」の受給者ではあり得なくなっているわけだ。なお、その後、どんなに生活が苦しくても、大学に通いながら生活保護を受給することもできない。生活保護を受給したければ、大学を退学或いは休学しなければならない。
URL: https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2024/09/11/155417
「生活保護」を受給しながら「ラウンジ」で働いていたということはあり得ない。
つまり、「まさ」のコメントに書かれていた下記命題は「偽」だということだ。
(国民民主党の公認を)取り消しになった理由がラウンジ勤務というより、過去に彼女が言及していたことが真実なら法的にマズイことになる。
なお、本件を引き起こした元凶である民民の江東区議が過去に発したXを以下に再掲する。
国民民主党は25日、高橋茉莉氏を東京15区における衆院選公認内定を取り消しました。
— 国民民主党江東区議会議員にへい文隆 (@NiheiFumitaka) 2024年2月26日
江東区のみなさまには多大なご迷惑と混乱を招いたことに
江東区議会の国民民主党江東の幹事長として心からお詫び上げます。
党本部から公認決定がなされた後に複数の方や団体のみなさまに…
以下に全文を示す。
国民民主党は25日、高橋茉莉氏を東京15区における衆院選公認内定を取り消しました。
江東区のみなさまには多大なご迷惑と混乱を招いたことに 江東区議会の国民民主党江東の幹事長として心からお詫び上げます。
党本部から公認決定がなされた後に複数の方や団体のみなさまに私も同行してご挨拶をさせていただきましたが、このような結末となってしまい痛恨の極みであります。
最近の地方議員を含む候補者公募から認定までを政治全体でみても、党制拡大という大義のもとに「政治理念」「国家感」 なき人物が多くなったと感じ、日本の政治の在り方についてい憂慮していました。
それが、我が党、国民民主党にも同様だったことが露呈し残念でなりません。 戦後の、正しい歴史認識に基づかない教育に根本原因があると考えています。
今後、年長議員として政治家を志す者に日本の国柄や正しい歴史認識を教えていかなければならないと感じています。
今後とも、国民民主党並びに二瓶文隆にご指導・ご支持 賜りますようお願い申し上げます。
【取消理由】 東京都連より、本人に聞き取り調査を行ったところ、本人が発言した過去の行為の中に、党として看過できない、法令違反に該当する可能性がある行為があったため、公認内定取消を行いたいとの申請があった。
この「取消理由」を玉木雄一郎はそのまま承認し、党として正式に発表した。
「党として看過できない、法令違反に該当する可能性がある行為」とは何かを明らかにしないままに。
この経緯から、特に右翼(極右)たちが「『生活保護の不正受給』があったのではないか」と思ったことはいうまでもない。だから、sumita-mさんの記事にもある通り、立花孝志だの百田尚樹だのが故人を攻撃し、それに乗っかった人たちが故人を深く傷つけたという経緯だ。
「まさ」については下記コメントを挙げておく。
管見人
今回ブログ管理画面を見ると、「まさ」は可変リモホIDを使うようになったらしく、そのために自動的に排除できなくなっていたのでした。
今後は面倒ですが、「まさ」のコメントを承認しないことにするしかありません。この記事の公開後にそれを実行します。
これで、まだコメントしてくる「まさ」とか名乗る人物の図々しさには驚愕です。
いくら批判されても、「突破口が出来てラッキー」とでも思ってるのかな?