kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

野田聖子と野田佳彦

 今や自民党総裁選では小泉進次郎立憲民主党(立民)代表選では野田佳彦へと雪崩が起きている。自民党野田聖子が出馬を断念し、こともあろうに野田自身を出馬断念に追い込んだ菅(すが)が支援する小泉進次郎を応援すると表明したことは前者の例だ。

 『日本がアブナイ!』より。

 

mewrun7.exblog.jp

 

 以下引用する。

 

 自民党の総裁選への出馬を目指していた野田聖子氏は、推薦人を20人集めることが難しいことから、出馬を断念したという。

 驚いたのは、そのあとの話だ。(@@)

 

『野田氏はすでに出馬表明している小泉元環境相の支援に回る方向で、小泉氏の陣営では、野田氏を選対本部長に起用する方向で最終調整に入った。

 野田氏は自身の長年の持論である選択的夫婦別姓について、小泉氏が賛成の立場で1年以内の法案提出を掲げていることなどを評価し、小泉氏の支援にまわったものとみられる。

 野田氏を支持していた議員の一部も、小泉氏の支援に回る見通しだ。(FNN24年9月10日)』

朝日新聞にも小泉支持の話が出ていた。^^;>

 

 昨日の『菅の力に野田聖子高市が恨み節・・・』という記事にも書いたが。野田氏は本人が「新しい派閥が出現している。やっぱり菅さんはとても強い。声をかけても全部ブロックされる」と不満をもらしていたように、菅義偉氏&菅Gの圧力もあって推薦人集めが難航。出馬を断念せざるを得なかったのだ。^^;

 

 それが、もしこの話が本当なら、よりによって菅氏が支援する小泉進次郎氏の支援をするとは。(・o・)

 野田氏は、自民党内でも平和・リベラル志向で知られており、新自由主義小泉進次郎氏とは基本的な政治理念が違う。

 いや、それこそ野田氏は、05年には小泉父の郵政民営化法案に反対したため、離党を強いられ、衆院選で刺客まで送られたというのに。(それでも勝ったのもスゴイけど。)

 

 野田氏は長い間、選択的夫婦別姓制度の導入を主張していたので、進次郎氏がそれを1年以内に実現してくれるなら支援してもいいと。もしかしたら子育て政策、障害者多作も含め、進次郎氏と考えが合う部分があって、入閣などの話が出たかも知れないけど。何だか、腑に落ちない。_(。。)_ 

 

<ちなみに前回は野田聖子氏の推薦人代表だった三原じゅん子氏も、神奈川選挙区入りで菅氏に世話になったことから、小泉支持を表明している。>

 

(『日本がアブナイ!』2024年9月11日)

 

URL: https://mewrun7.exblog.jp/32759134/

 

 引用文中、「野田氏は、自民党内でも平和・リベラル志向で知られており」と書かれた部分にだけは大きな違和感がある。2005年の郵政解散・総選挙の頃には野田聖子は新聞報道などで亀井静香らに近いタカ派の政治家と位置付けられていたことをよく覚えているからだ。その後極右の安倍晋三政権が成立したためにあたかも野田がハト派の政治家であるかのように誤認されているだけだ。

 その部分を除けば上記引用文には同感というか、野田聖子というのも呆れた人だなあと思うばかりだ。野田は勝ち馬に乗って自らの延命を図ろうとしているのだろう。

 同じ野田でも、自らが「乗られる」側の勝ち馬になろうとしているのが立民の野田佳彦だ。こたつぬこ(木下ちがや)氏は嬉しそうにJNN世論調査を紹介している。

 

 

 

 そんなこたつぬこ氏にゴマをする御仁も。

 

 

 そんなこたつぬこ氏に都合の悪いのが、一時期氏が激しい攻撃対象にしていた野田Gの重鎮・手塚仁雄だが、下記の論法で逃げるつもりのようだ。

 

 

 吉田晴美について、陰謀論系ヤマシンの筋から「野田佳彦の子飼い」との誹謗中傷が出ていたが、吉田が最初に千葉県市川市議選に出馬した2012年頃ならともかく、2021年の衆院選で手塚が吉田を下ろそうとした経緯から、今でも野田系とみることはできない。だから吉田晴美については「手塚の影響はほとんどない」のは確かだろうが、野田への雪崩が起きたことに手塚が何の寄与もしていないとは考えづらいのではないか。

 まあ問題は、本当に小泉進次郎を相手に野田佳彦衆院選で勝負をできるのかということになるだろうけれど。