初めにレバ子氏のXに書かれた某カス観察記録から。いや、さすがに「某カス」ではあまりにも失礼だから「bogus」にしておこうか。
bogus-simotukareさん。貴方の意見は私は反対ですが貴方なりの意見なのでしょう。少なくともまるで外注のような考えよりは一歩前進です。ただ批判するならきちんと全文を詳らかにしてからです。私の意見を切り取ってブログでバッシングし、信奉者を煽る。それは関心しないですね。意見は自分で語るべき
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2025年3月16日
右翼メディアがそうするように、代々木に全て信条を預けてしまった貴方も自分のブログの整合性をとるように、攻撃対象の切り抜きをしています。貴方の意見は貴方の信奉者のものではなく、自分の意見を尊重すべきだ。例え信奉者と意見を違えても貴方の意見を言うべきだ。だから貴方は甘いと思う。
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2025年3月16日
bogus-simotukareさんにおいては権威主義以前にブログの整合性を守るために汲々としているように見えます。きちんと自分の意見を言うべきだと思いますよ。それが例え代々木以上に非民主的だったとしても、それを落とし込めないと議論にも論争にもならず単なる民主主義の失敗と評されるでしょうね。
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2025年3月16日
上記3件はいかにもbogusの本質を的確に射抜いた痛烈な批評だ。私はbogusのブログ自体は現在では全く見に行かないが、かつては見に行ったことがしばしばあるし、bogusとやり合ったこともある。その頃の経験を思い出すと「さもありなん」と納得できる。
bogusの思想には、確かに「代々木以上に非民主的」なところがある。最近それが端的に現れていたのがウクライナ戦争に対するスタンスであって、それを機に弊ブログはコメント欄からbogusを締め出したのだが、この人はウクライナ戦争において、少なくとも戦争の初期には明らかな親露派だった(その後は近寄らないことにしているので知らないが、おそらく変わっていないだろう)。この点で日本共産党のスタンスとは大きく異なり、むしろ元号新選組に近い。この人は過去には中国や北朝鮮の体制にもずいぶん寄り添っていて、当時の「はてな」の左系の大物(現在はほとんどはてなには現れない)から「共産党支持系には珍しい」と批評だか揶揄だか批判だかをされていた。たとえば中国に対して日本共産党は下記リンクに示すような主張をしているが、bogusの主張はこれらの点において日本共産党と必ずしも同じではなかった。
そしてそういう一種「イキった」芸風がbogusのブログのウリだった。現在はどうか知らないが、ファンや信者もそれなりにいたと記憶する。bogusとつるんだブログなどもあったが、現在はどうなっていることやら。
でももちろん現在でも一定のファンや信者はいるはずで、どうやらその人たちとbogusとの間に意見の齟齬が生じているらしい。現在は日本共産党でも執行部と一部党員との間に軋轢が生じ始めているが、「代々木以上に非民主的」なbogusブログにおいてもブログ種と読者との間に何やら摩擦があるらしいのだ。
そして皮肉なことに、bogusブログにおいて政党にみられるような現象が起きているようだ。それは、政党なら支持者の意向に逆らうような主張ができないということで、その例が典型的に見られるのが元号新選組だ。この党は、党名から明らかなように党代表の山本太郎は本質的には保守の人だと私は思っているが、支持者に左翼的な人が多いのでそういう主張をする政党になっている。山本太郎といえども支持者の意向には逆らえない。
だから「例え信奉者と意見を違えても貴方の意見を言うべきだ。だから貴方は甘いと思う」というのは実に的確かつ痛烈な批判だ。いや実に見事に人間の本性を言い当てていると感心する。弊ブログもそういうあり方を目指しているのだがなかなかここまでは書けないので、大いに見習いたい。
記事の後半は立花孝志について下記記事にいただいたsuterakusoさんのコメントの紹介。
最初のリンクは切れていてたどれないが、玉木雄一郎のYouTubeチャンネルに「ママエンジェルス」の人たちが出ていたというXは、ぷろもはん氏のX経由で私も見た。
マジか…あかん… pic.twitter.com/ZF5dnHK1wt
— ますどん 🟠最近飽き気味 (@fqSeBALOnsbBSh6) 2025年3月15日
千葉県知事選については、同じ画像を貼りつけたいくつかのXを見た。下記の2つは例の悪名高い「ヤメ共」軍師のX経由。
国民民主支持層の立花への投票率が明らかに高い pic.twitter.com/RG69F5tP5y
— 東徹岩盤支持層 (@arabatatat71839) 2025年3月16日
前回と今回の千葉県内政党支持率
— ミョンちゃん@民主くん (@Minsyukundes) 2025年3月16日
自民が10%減
国民が9%増
立民も3%増
特になしが4%減 pic.twitter.com/BEdiuM2TTY
悪趣味だが私も画像に定規を当ててみた。民民支持層はおよそ9分の1(11%)、新選組支持層はおよそ6分の1(17%)が立花孝志に投票したというところか。確かにその比率は新選組の方が民民よりもさらに高い。しかし政党支持率が新選組は民民の5分の1しかない。
下記3件目は上記1件目のXへのコメント。
れ新も中々ですぜ。>T花への投票
— カクレクマノミ_選挙情報収集 (@EastIrumaEW) 2025年3月16日
これ、ちょっと面白いな
— ヤマネサトル (@satoyama0508) 2025年3月16日
れいわも高目に見える
支持者集めの主戦場が似てるせいなのかな
良し悪しではなく
正確には「れいわ」と「国民民主」支持者で多いですね
— 💯Ash #ONEPIECE1142#ONEPIECE1141#今週のワンピ#ワンピース (@IkF93cCH3W90HGu) 2025年3月16日
2021年の開票速報と対比させた2件目のXには超大物のコメントがあった。三春充希氏だ。
千葉県知事選挙の支持政党と投票先 pic.twitter.com/EUaUkBPWo4
— 三春充希(はる)⭐未来社会プロジェクト (@miraisyakai) 2025年3月16日
立花孝志に向かう線がもっとも太いのは民民支持層で、次いで自民党支持層、3番目が新選組支持層だ。三春氏のことだから、NHK以外の出口調査も含めて総合したデータから作られたグラフであろう。
自民党支持層からの票が民民に次いで多いのは政党支持率の影響であって、NHKの出口調査では自民32%、立民15%、民民10%、公明、共産、維新各3%、新選組2%となっている。これが2021年衆院選では自民42%、立民12%、民民1%、共産4%、公明3%、維新2%、社民1%だった。新選組は表示されておらず、今回は表示されなかった社民が表示されている。ポスト主が書いた通り、今回を前回と比較すると自民が10ポイント減、立民が3ポイント増、民民は9ポイント増(10倍)、支持政党なしが4ポイント減であり、他の政党については増減が比較できる政党に関しては公明が横ばい、維新が1ポイント増、共産が1ポイント減となっている。
直近のNHK調査の政党支持率では民民が立民を上回ったが、千葉県知事選に投票した人を母数にするとこういう結果になった。
これを見ると、現段階で衆院選を行った場合、民民や新選組の躍進は間違いないが、自民はなお昨年と同様の衰勢にあり、立民は昨年衆院選には及ばない議席数になるかもしれないが2021年衆院選よりは多い議席を獲得して野党第一党にとどまる可能性が高いといえそうだ。とはいえ立民が民民の猛追を許すことは間違いない上、増えた民民だの新選組だのの議員の質に至っては、以下の文章を書くのを省略するしかなさそうだ。
suterakusoさんが書いた
玉木は、立花に近づいたり、立花的な手法を用いることで、若者の票をとりにいってますし、山本組は、支持者を大きな政府の方へなんか微塵も導けていない
という指摘は本当にその通りだ。
民民玉木分派は論外だし、新選組の経済政策責任者である長谷川羽衣子の欺瞞に満ちた言説も強く批判されなければならない。
統一教会・立花繋がりになりますが、今日、赤木智弘氏のtwilogを見ていて、次の2つの民民関連のツイートが目にとまりました。
https://x.com/iaaito/status/1900878785114ITO.(シト)
@IaaIto
ママエンジェルスとの接近は本当に良くない
引用ポストには当該団体の実態の説明がツリーになっているから確認しておきましょう。
反科学・反知性に靡く政治を受け入れるわけにはいきません
引用
ますどん 🟠最近飽き気味
@fqSeBALOnsbBSh6
·3月15日
マジか…あかん…
午後8:56 · 2025年3月15日
https://x.com/osugi81/status/1901236305444634805
湊 祐樹
@osugi81
国民支持者の立花投票者数…。
引用
おぐ
@juoggggg
·4時間
千葉県知事選挙 出口調査
午後8:37 · 2025年3月16日
…どちらも画像が見えないとなんのことだか分からないので、補足が必要ですね。1つ目のツイートには、玉木がたまきチャンネルなるもので、ママエンジェルスという連中をゲストに話を聞くという宣伝の画像が引用されています。統一教会の信者団体のようですね。2つ目のツイートは、千葉県知事選での支持政党別投票数のグラフが引用されていて、民民支持者が一番立花に投票しています。ただし、もう一つ私の目を引いたのは、割合で見ると、一番多いのは山本組だということです。大雑把な目視になりますが、民民は支持者の1/8ほどが立花に投票しているのに対し、山本組は1/4か1/5くらいが投票しています。維新は極めて少なく、グラフでは見えませんが、熊谷氏が「きれいな維新」なので当然でしょう。意外なのは、公明にもグラフで見える程度に立花に投票した人がいることです。あと、これ、立花の支持者には若年層が多いことも考慮に入れるべきでしょうね。民民と山本組の支持者は若年層が多いと思われるので、他の党より立花に投票する割合がどうしても高くなるとは思います。とはいえ、玉木は、立花に近づいたり、立花的な手法を用いることで、若者の表をとりにいってますし、山本組は、支持者を大きな政府の方へなんか微塵も導けていないということでしょう。