kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

新選組については駅などでビラ配りしてたらよく分かります。前はコチコチの自民党でれいわアレルギーだった方が好意的なんですよね。(さとうしゅういちさんのコメント)

 昨日の下記記事はX界隈から多く参照されたようだ。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 

 

 残念ながらXの影響力は今のところBlueskyの比ではないほど大きい。

 かつて、といってももう15年以上前のネットではブログのコメント欄が活発だった。その前には掲示板が全盛だった。今は各種SNSで、特に日本ではXが圧倒的だ。

 Xの政治論議界隈では、立民支持層に「反消費税減税派」が多いが、SNSの影響をほとんど受けていない昔ながらのブログでは論調が全く異なっていたりする。

 その典型例がmewさんの『日本がアブナイ!』だ。

 

mewrun7.exblog.jp

 

 以下引用する。

 

 野田代表は、それなりの責任感も抱いており、ずっと税率を下げることに慎重な立場を貫いて来たので、本当に「断腸の思い」で決断したのではないかと察する。(~_~;)

 

 減税と言えば、喜ぶ国民も多いのだろうし、人気や支持も上がるかも知れないが。将来、政権与党を担い、今後の国民の社会保障を維持しておくことを考えたら、「安易に消費税を下げればいい」「財源が足りない分は国債を出せばいい」と言うのは、mewも無責任なように感じる。(-_-)

 

 ただ、ロシアのウクライナ侵攻+αを契機に、国民が物価高で苦しんでいるのは事実で、世論調査でも消費税引き下げを望む人が過半数いるし。党内の半数以上も何らかの形で消費税を引き下げるべきだと主張しているし。他の政党も、それこそ自公与党内にまで消費税を下げる案が出ているというし。給付付き税額控除はわかりにくいし。とはいえ、消費税を一律5%に下げる案は絶対に飲めず。(民主党時代からの方針が崩れることになる。)

 

 ここは、国民の声に応えるためにも(=選挙対策のためにも)、党内が分裂、対立しないためにも、この方法とるしかなかったと思う。(・・)

 

<mewも以前も書いたように、社会保障の維持を考えると消費税引き下げには慎重な立場なのだが、もともと日常生活に直結する食料品や日用品は税率を軽減すべきだと思っていたのでOK。本当は高価な飲食品や日用品は消費税をかけてもいいと思うのだけど、複雑になってしまうので敬遠される案のようだ。(>_<)>

 

 そして、立民党もこう決まった以上は、(枝野氏も含め)党内でしっかりまとまって行動して欲しい!(++)<今回は民主党時代に反乱を起こした小沢一郎氏も食料品ゼロに賛成の立場なので、妙な動きはしないだろう。^^;>

 

URL: https://mewrun7.exblog.jp/33591346/

 

 なんというか微温的かつ現状追認的なのだが、これが「オールドリベラル」の典型なのだろう。

 かつて日に何件ものコメントがあって賛否両論で賑わっていた『日本がアブナイ!』のコメント欄もすっかりまばらになった。皆さん、SNSをやるようになったからだろう。私はあの140文字だかの制限、いや今はもっと書けるようだが、あれが好きでなかったのと、XをはじめとするSNSの投稿はネット検索にヒットしにくいので、昔ながらのブログに固執している。でもSNS、特にXのヲチは欠かせない。しかしXの論調にも独特の偏りがあるのも確かで、新選組の支持者たちなどその典型例だ。SNSでは左側ばかりが目立つ。しかし日本社会全体に占める割合から見ると、既に弊ブログの記事で確認した通り、右翼や極右を含む右側からの支持が、左側からの支持とほぼ拮抗している*1

 下記は新選組系のさとうしゅういち(=「生存ユニオン広島」 id:lifeunion)さんからいただいたコメント。

 

 生存ユニオン広島 (id:lifeunion)

新選組については駅などでビラ配りしてたらよく分かります。前はコチコチの自民党でれいわアレルギーだった方が好意的なんですよね。

 

 以前からさとうさんは「新選組は自民・維新から票を奪った」、「都市部より地方で新撰組が伸びている」と指摘しておられた。このうち前者については、明推協(公益財団法人・明るい選挙推進協会)のデータで裏付けられた。

 おまけ。明推協のデータから2021年の衆院選比例ブロックでの自民党投票者が2024年衆院選比例ブロックでどの党に投票したかの円グラフを作ってみた。

 

 

 流出先の最多は立民(10.0%)で、次いで民民(9.4%)だった。でもこの夏の参院選では、2022年参院選比例区で自民に入れた投票者が投票先を立民に変える比率は上記グラフよりもずっと減り、民民に変える比率は上記グラフよりもずっと増えるだろう。そういう世論の流れになっている。ただ、立民は2022年参院選にも当時の泉健太代表の「提案型野党」路線の不人気のために惨敗しているので、3年前よりはマシな結果になる可能性がある。

 2024年衆院選での自民から新選組への流出は2.2%だった。自民支持層全体から見たら微々たるものだが、分母が小さかった新選組支持層への影響は大きく、17%を占めた。また自民から民民への流出は前述の通り9.4%だが、これが2024年衆院選の比例ブロックにおける民民投票者の28%を占めた。

 他党についても円グラフが描けるし、流出ではなく各党への流入の円グラフも描けるが、面倒なのでやる気が起きなかった。三春充希さんの作業にどれだけ大きな労力が費やされているかは想像もつかない。グラフを描く元のデータは昨日の記事に提示したので、関心のある方は自ら手を動かして確認されたい。

 氏の政治的意見には同意できないことが多いが、データの取り扱いは「さすが理系の物理屋」だといえる水準だと私は高く評価している。

*1:明推協の生データでは保守側の方が多いが、nが少ないので保守・右翼・極右がリベラル・左派・極左より有意に多いとまではいえないだろう。しかし「ほぼ拮抗している」とはいえると思う。