公明党の連立離脱だが、橋本健二の『新しい階級社会』(講談社現代新書,2025)を読んだあとだと、少なくとも橋本教授らが有権者の意識調査を行なった3大都市圏に関しては、公明党支持層の志向が「リベラル」または「中道」に近いにもかかわらず、その公明の票が選挙で自民党に乗っかってしまい、特に安倍晋三が総理大臣を務めた2012〜2020年には政権の志向とは必ずしも整合しない公明の票が自民党政権を延命させていることは明らかであって、これはまだもう少しは続くんだろうなあ、とんでもないなあと思っていたところだった。
その公明が連立を離脱したからには、首班指名争いがお互いとつるもうとしていたところの「TACO仲間」である高市早苗と玉木雄一郎になるとは普通は考えられない。ところが、下記kazukazu氏のXからリンクされた日経の記事も、午前中に呆れてテレビのスイッチを切ったTBSの「サンデージャポン」でも、高市か玉木か、などと言っていた。
二人とも生粋の嘘つきなので、日本国民からランダムに一人選んだ方がマシな人間に当たる可能性が高いからなw https://t.co/thuauQk0WS
— kazukazu (@kazukazu881) 2025年10月11日
そもそも高市も玉木も、橋本教授が「新自由主義右翼」と位置づけた、俗称「岩盤保守」を支持基盤とする者(極右新自由主義者)同士であり、こんな対立構図はおかしい。
Xには「グリグリ」という、立民泉健太支持系ながら、同じように泉支持者である「駅前は朝の七時」のような露骨な右翼ではなく中道系と思われるアカがある。この人は、下記Xを見るとかつては新進党を支持していたのではないかと思われる。その点では新進党が大嫌いだった私とは相容れないが、下記Xは興味深い。
城本勝さん
— グリグリ (@gikaitsu6112) 2025年10月11日
「玉木氏にとっても政治生命がかかる際どい状況になってきた。」
高市早苗氏でも、麻生太郎氏でもない…「まさかの自公連立崩壊」で今もっとも頭を抱えている政治家の名前(プレジデントオンライン)#Yahooニュースhttps://t.co/al1wuhHNNT
上記Xからリンクされている記事の終わりの方を以下に引用する。
■「自公は崩れない」という常識
「これは非常に大きな出来事です。長年続いた自公関係が終わったということは、自民党だけではなく、野党にもインパクトが大きい。野党間で政策が一致しないからなどといって政権交代を目指さないようでは、国民から批判されるでしょう。知り合いの野党幹部は、『きょうは歴史が変わる日だ』と言っていましたが、まさに私もそう思います。野党政権ができるかというと、そう簡単ではないと思いますが、これが自民党の終わりの始まりだと思います」
先週に続いて日本に滞在中のコロンビア大学のジェラルド・カーティス名誉教授に取材するとこんな答えが返ってきた。日本政治を見つめ続けて半世紀以上になるカーティス教授にとっても、これだけの激変は珍しいことだという。
「いろいろ言っても、自民・公明の関係は崩れないと思っていましたから。それは、国会議員全てがそうじゃないですか。その関係がなぜこんなにも早く崩れたのかを、いま考えているところですが、いずれにしても面白くなってきましたよね」
■「玉木首相」の可能性
これまで、野党がまとまれず、政権交代の可能性を諦めていた野党幹部たちも、状況の変化を受けて、政権交代の可能性に言及し始めた。
公明党が連立離脱すれば、自民党は196議席、つまり立憲148、国民27、維新35の3党がまとまるだけで210議席と上回る。公明党が中立となれば、政権交代が実現するのだ。
立憲の安住淳幹事長は、「野党3党がまとまれば政権交代ができる。これは野党の責任も大きくなったということだ」と野党の一本化で政権交代を目指す考えを示している。しかも野田佳彦代表に拘らないと明言。国民民主党の玉木雄一郎代表を念頭に一本化を目指す考えだ。
数の上では、3党がまとまれば「玉木首相」が実現する状況になったのである。
その玉木氏は、総裁選後の5日、新総裁に選ばれた高市氏と極秘に会談したことがすっぱ抜かれた。高市自民党との連携に前のめりだった姿勢が明らかになってしまった。立憲などから首相候補の声があがっていることにも慎重だ。
「総理になる覚悟は持っているが、政策の一致がない立憲などとの協力はあり得ない」と苦しい言い訳をしている。確かに、立憲のなかには、自民党に近づく玉木氏に強い不信感もあり、現実には玉木氏で一本化するにはハードルが高い。玉木氏自身も、自分に対する不信感が他党に根強くあることを意識しているはずだ。
だが、このまま煮え切らない態度を続けていると、政治家としての決断力に疑問符が付くことになりかねない。自民党との連携か、首相となって政権交代を実現するのか。一つ間違えれば両方を失う可能性もある。玉木氏にとっても政治生命がかかる際どい状況になってきた。
■「大きな嵐に突っ込んだ」
しかし、公明党が政権離脱を決めたことで、政局が一気に不安定化したことだけは確かだ。これまで政権交代が必要だと旗を振り続けてきた立憲の重鎮・小沢一郎氏は、いったい何を考えているのだろうか。
高市総裁が決まってから、小沢氏のX(旧Twitter)もピタリと止まった。この沈黙の意味するものは何か。野党共闘が進まない現状に、立憲を割ってでも自民党の一部との連携を考えているのではないか、そんな憶測も広がっていた。しかし公明党の連立離脱によって状況は一変した。
「今こそ、政権交代を実現するチャンスではないですか」
そう問いかけると小沢氏はこう言った。
「ふん。そう簡単にいくもんか。いままで野党がまとまれば政権交代ができると言い続けたのに、誰も本気で動かなかった。自民党の政治家も現状維持しか考えない者ばかりだ。政治を動かそうと言う覚悟がないんだよ。…しかし公明党の離脱で誰も先が読めない政局の大きな嵐に突っ込んだことだけは確かだ。久しぶりに面白くなるぞ」
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城本 勝(しろもと・まさる)
ジャーナリスト、元NHK解説委員
1957年熊本県生まれ。一橋大学卒業後、1982年にNHK入局。福岡放送局を経て東京転勤後は、報道局政治部記者として自民党・経世会、民主党などを担当した。2004年から政治担当の解説委員となり、「日曜討論」などの番組に出演。2018年に退局し、日本国際放送代表取締役社長などを経て2022年6月からフリージャーナリスト。著書に『壁を壊した男 1993年の小沢一郎』(小学館)がある。
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(PRESIDENT Onlineより)
URL: https://news.yahoo.co.jp/articles/88e6c91215cd6877472fc4372443a7dae4e61de3?page=4
「壁を壊した男 1993年の小沢一郎」の著者で元NHK記者である城本さんが玉木さんを酷評したということは、必ず別な人物を首班にする話が残り9日間で出ると思います
— グリグリ (@gikaitsu6112) 2025年10月11日
城本さんはかなりのキーパーソン
城本勝という元NHK解説委員は、どうやら小沢一郎とつながりがある人物のようだ。
維新との距離感は微妙なものの、元民主党なのに保守系で参政党も乗りやすく減税政策で左翼政党も乗りやすく公明党と仲悪いわけでもない河村たかしさんになるのではないかと思ってます笑
— ryo (@ryo39961520) 2025年10月11日
河村たかしなんてとんでもない極右新自由主義者だろ。あり得ない。論外だ。
そもそも「減税政策で左翼政党も乗りやすく」とかいうのがふざけている。減税なんて新自由主義の一丁目一番地みたいな政策じゃないか。
立民にも民民にも乗れる政治家と言ったら、今回連立離脱に踏み切った斉藤鉄夫以外にありえないと私は思うのだが、どうだろうか。斉藤なら立ち位置も立民と民民の中間に位置する。玉木は既に高市とほとんど変わらない立ち位置にいる人間だから、玉木が高市の対立候補であってはならないとさえ私は考える。両党の間をとるとしたら斉藤しか私には思いつかない。