戦後なら、安倍晋三だと思う。宇野宗佑は、参院選で負けた責任をとってすぐに辞任したから、それだけでも安倍よりはるかにマシである。
戦前まで入れたら、近衛文麿や東条英機と安倍晋三は良い勝負なんじゃないだろうか。自殺した近衛と自殺未遂を起こした東条は、その無責任さが際立つ。天皇制というのは、指導者を無責任にしてしまうものなのではなかろうか。ちょうど、ワンマン経営の会社では、社長以外の偉いさんがことごとく無責任になってしまうのと似ている。今、自民党がおかしいのも、コイズミがアンタッチャブルな存在になっていて、誰も「コイズミカイカク」を批判できないからだ。みんな、格差問題はコイズミのせいだと思っているから、誰も責任を取らない。そして、コイズミはもちろん責任を取らないのである。昭和天皇が戦争責任をとらなかったのと同じことだ。かくして、ワンマン経営の会社も、自民党も、大日本帝国同様に滅びていくのである。
