kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

日本ハム−中日の日本シリーズ第1戦を見て

PCでブログの編集をしながら、PCの画面で日本シリーズ第1戦を見た。
日本ハムダルビッシュ、中日・川上憲伸の投手戦は、1回に川上がセギノールに喫した3ランが最後まで響いて、ダルビッシュに軍配が上がり、3対1で日本ハムが勝った。ダルビッシュの13奪三振は、75年の広島・外木場、99年のダイエー・工藤と並ぶ日本シリーズタイ記録だが、99年も13三振を食ったチームは中日で、その時の敗戦投手は野口だった。今回敗戦投手の川上は、当時のシリーズでは第2戦で勝利投手になっている。
私はこのシリーズでは日本ハムびいきだが、熱烈に肩入れするところまではいかない。こういう人間にとって一番面白いのは、先制されたホームチームが逆転勝ちする展開なのだが、今日は初回から日本ハムのペースで進んだので、その点では盛り上がりに欠けた。しかし、中日の荒木・井端の1,2番が攻守にわたって渋い働きを見せるなど、敗れた中日の方にも見るべきところがあり、良い試合だったと思う。
試合を見ていて一番気持ち良かったのが、スタンド全体がホームチームを応援する雰囲気だ。プロ野球の球場はこうでなければならない。巨人や阪神の試合だと、相手の本拠地でも巨人ファンや阪神ファンの姿が目立って、テレビ中継のアナウンサーや解説者も巨人寄り、阪神寄りの発言をする。そういうのは私は好まない。プロ野球の球団は地域住民のものであり、観客は一体となってホームチームの応援をするのがあるべき姿だ。4年前のダイエー阪神のシリーズでは、福岡でもホークスファンの方が多数だったとはいえ、阪神ファンも無視できない数がいて、かなりの違和感を感じた。今回の札幌でも、相手が中日ではなく阪神だったら、相手チームのファンが目立って、それが私を苛立たせただろう。一足お先に全国的人気を失った巨人と同様の道を阪神もたどるべきだと思うし、そうでなければプロ野球はよくならない。関西だけは阪神タイガースを大いに盛り上げるべきだと思うが、おのおのの地域はおのおののホームチームを大事にすべきだ。
その点、観客が気持ちよくホームチームを応援してスタンドに一体感が感じられた今日の試合は、とても良かった。