プロ野球二部リーグは阪神が巨人に勝ち、この結果巨人は首位中日を追い抜くことが不可能となり、リーグ優勝が消滅した。ナゴヤドームで9連敗もしているようでは当然だろう。一方、阪神は全勝マジックを「7」とした。阪神は今後、いずれもBクラスのチームが相手だから、阪神優勝の可能性も5%くらいはあるのではないかと私は思う。しかし、阪神にとって痛いのは甲子園での試合が明日の横浜戦1試合だけだということだ。3年前の巨人・中日との優勝争いでは、絶対有利と見られた阪神が神宮と横浜でそれぞれ3タテを喫し、前後の甲子園の試合と合わせて8連敗を食い、優勝争いから脱落しばかりか、4位・横浜に迫られる事態に追い込まれた。中日ほど極端ではないが、阪神もロードでは弱いチームだ。今年も中日有利は動かないだろうが、波乱があるとしたら中日がヤクルトとの最終戦に負けた場合だろう。
それにしても阪神と巨人の対戦成績は毎年拮抗していて、2006年以降の5年間で実に3度目の対戦成績タイだ。2007年には阪神の14勝9敗1引き分け、2008年には巨人の14勝10敗だったから、5年間の通算成績は阪神の58勝57敗3引き分けとなる。今日の試合は5年間通算の勝ち越し争いでもあり、阪神が勝って面目を保った形だ*1。
パシフィックの方は、ソフトバンクの優勝と西武の2位が決まったが、ロッテと日本ハムが因縁の3位争いをしている。因縁の、というのは、2004年と2008年にもこの両チームが最後まで3位争いをして、二度とも日本ハムが0.5ゲーム差で3位に食い込んだからだ。日本ハムは2004年にはプレーオフ第1ステージで西武に敗れたが、2008年には第1ステージでオリックスに勝ち、西武との第2ステージに進出した（敗北）。3位と4位の違いは大きい。
ロッテと日本ハムの3位争いの決着は明日つくと思っていたが、関東地方の天気が怪しいらしい。両チームとも最終戦だから、雨天中止でも順延で明後日の決着にはなるのだろうけれど。
*1:巨人ファンの方が作ったと思われるウェブページを参照しました。→ http://www.my-favorite-giants.net/giants_data/result/record_against.htm
