「きまぐれな日々」も累積アクセス数が100万件を超えたこともあって、批判にさらされることが多いが、政治ブログが批判を受けることは当たり前だと思っている。
なぜなら、保守にせよリベラルにせよ、自民党支持にせよ民主党支持にせよ共産党支持にせよ無党派にせよ、政治ブログを開設して自分の意見を明らかにしている以上、意見の異なる人から批判を受けるのは当たり前のことだからだ。自分と同じ考え方の人間は二人といないのだから、誰からだって批判を受ける可能性がある。たとえば、ふだん友好関係にある「カナダde日本語」とも、小沢一郎に対する評価は分かれており、「きまぐれな日々」が小沢批判のエントリを立てた後、それと逆の主張をタイトルにしたエントリを立てられたことがあった。
きまぐれな日々 小沢一郎が一転留任 ? 民主党は選択を誤った (11月7日)
カナダde日本語 小沢代表をひきとめた民主党の選択は正しかった (11月8日)
自民党政治を終わらせ、政治を国民のためのものにするには、小沢続投が良かったか、交代させたほうが良かったかはこれから明らかになることだと思う。だから、意見が違ったって別にかまわないのだ。
ところが、一部には小沢の批判をするなという主張がある。
森田実氏のところにも、そんな批判が寄せられるらしく、「森田実の時代を斬る」(11月17日)にもそのことが書かれている。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C03849
私は、こういう点について、小沢氏と民主党指導者には謙虚に反省してほしいとの願いを込めて、小沢氏の行為に対して批判をした。この私の言論に対して、小沢支持者から激しい反発を受けた。「小沢氏を批判してはならない」との私に対する厳しい個人攻撃をも含む非難に直面している。
(「森田実の時代を斬る」 2007年11月17日より)
ブログでも、「小沢一郎を守れ」と主張したところがあった。小沢一郎がブロガーに守られなければならない政治家であるとは、私にはとうてい思えない。
どうも、一部には批判を受けることを極端に嫌う人たちがいるようだ。「きまぐれな日々」は、「このブログはレベルが低い。B層を啓蒙するつもりが、逆にB層の製造装置になっている」という批判を受けたこともあるが、管理人はそんな批判はどこ吹く風である。どんなに手厳しい批判であっても、その主張に取り入れるところがあれば大いに取り入れるというのが私のスタンスである。残念ながら、批判を受けた当該ブログの主張には取り入れるべきところがなかったので、批判はほったらかしにしておいた(なお、私には「B層」を「啓蒙」しようなどというつもりはさらさらない)。
ところが、私がブログで行った批判に対して、愛がないとか優しさがないとか言う人がいる。そういう人は、政治が誰のために行われるべきものなのか、日本国の主権者は誰かということをわかっていないのではないか。
友人や知人のために政治ブログをやっているのではない。国民生活をよくするために主張しているのである。