朝日新聞より。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200712210088.html
「財界、熊谷氏支持に傾く」と題されたこの記事を読んでいると、大阪府知事選はもはや勝負あり、お笑い右翼弁護士・橋下徹が当選する可能性はほとんどないように思う。
公明党は推薦に難色を示しており、自民党もまだ推薦を決定していない。右翼的な発言ばかりではなく、公約に福祉切り捨てを盛り込もうとしている非常識な橋下に、さしもの自民党も手を焼いているのではないだろうか。私は最終的に自民党は橋下を推薦しないと予想する。さすがに熊谷氏を推薦する恥知らずな行動は取れないだろうから、自主投票にして不戦敗にするか、他の候補を探すかのどちらかだろうが、いずれにしても自民党の威信は大きく低下し、党の崩壊はさらに進むだろう。また、橋下は出馬表明撤回に追い込まれ、赤っ恥をかく羽目に陥るのではなかろうか。
それにしても、テレビで共演していた勝谷誠彦が橋下を批判したり、やしきたかじんが「出馬を勧めたのではない」と言い出すなど、機を見るに敏なポピュリスト芸能人たちの冷血ぶりには呆れるね。こんなやつらに煽動される視聴者は「B層」の一語に尽きるよ。
[追記]
橋下は高齢者予算を削減する方針を撤回し、自民党の府議団は全会一致で橋下の推薦を決定したそうだが、自民党執行部がこれを認めるかどうか。橋下を推薦した場合、公明党は積極的には動かず、創価票が普段のようには出ないと予想されるので、橋下は熊谷氏に歴史的惨敗を喫し、それが中央の政局に大きな影響を与えることは火を見るより明らかだ。