kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「せんたく」を核に新自由主義勢力が結集か?

読売新聞に気になる記事が出ている。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080208-OYT1T00026.htm

「せんたく」と連携の超党派議連…50〜60人で月内発足

 北川正恭・前三重県知事らが1月に結成した運動組織「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合」(せんたく)と連携する超党派議員連盟せんたく議員連合」(仮称)が、月内に発足する。

 与野党の垣根を越えて地方分権改革など政策論議を行うことが目的だが、将来の政界再編に向けた与野党の接点となる可能性もある。

 発起人は、自民党から河村建夫・元文部科学相菅義偉・前総務相杉浦正健・元法相、園田博之政調会長代理らの就任が内定した。民主党からは野田佳彦・元国会対策委員長枝野幸男・元政調会長玄葉光一郎・元選挙対策委員長浅尾慶一郎「次の内閣」防衛担当らの参加が固まった。公明党にも発起人への参加を呼び掛ける。50〜60人の国会議員の参加を見込んでいる。

 議連は、衆参両院の第1党が異なる「ねじれ国会」での審議のあり方や、分権改革や環境・暮らしに関する政策について、「せんたく」に参加する学者や首長も交えて議論し、各党の政策に反映させることを目指す。河村氏は「内政にかかわる問題に焦点を絞って議論し、政権選択を国民に求めていく。次の衆院選は本格的なマニフェスト選挙にしたい」としている。
(2008年2月8日03時04分 読売新聞)

せんたく議員連合」の自民党側の発起人には、コイズミの側近・杉浦正健安倍晋三と仲の良い菅義偉が名を連ねている。民主党側の発起人は、野田佳彦枝野幸男玄葉光一郎浅尾慶一郎新自由主義色の強い「若手」の面々だ。
きまぐれな日々 民主党の気の緩みと新自由主義勢力の猛反撃(1月22日)で私は、

それにしても、ここにきての新自由主義勢力の巻き返しはすさまじい。北川正恭東国原英夫らが発起人となって発足した「せんたく」(「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合」)もその一環だと私は見ている。北川自身、90年代前半の「政治改革」の局面における新自由主義のプレーヤーだったし、徴兵制などの極右的発言を繰り返している東国原や、東京都知事選で石原慎太郎と相互応援した神奈川県知事の松沢成文が加わっていることから、この連合は新自由主義新保守主義、それに東国原に象徴されるポピュリズムが合体した性格を持つと私は考えている。これは、地域・生活者起点どころか国民生活の破壊につながるものだ。こんな勢力の台頭を許してはならない。

と書いたが、どうやら懸念していたことが現実のものになりそうだ。