昨日書いた 長島昭久の離党は「民進党崩壊の始まり」だ - kojitakenの日記 に、妄想過ぎるという批判を頂いているようだ。もちろん私の想像するディストピア的政界再編予想記事ではあるけれども、実際問題こんな動きが報じられた。でタイトルを見て民進党の出席者は誰かと思ったら引退した輿石東だった、というのにはちょっとズッコケたが、民進党内で最近結成され「野党共闘」に積極的だという松野グループ(旧維新の党の小沢系議員のグループ。リーダーの松野頼久は維新の党分党の時に橋下徹を「別れても好きな人」と評した新自由主義者)の意を受けていたことはいうまでもない。
自由・民進・社民“3党合流”含め意見交換|日テレNEWS24
自由・民進・社民“3党合流”含め意見交換
2017年4月8日 02:20
自由党の小沢代表と民進党の輿石前参議院副議長、社民党の又市幹事長が6日に会談し、3党の合流も含めた今後の連携のあり方について意見交換していたことがわかった。関係者によると、会談で小沢氏ら3人は、7月の都議選後を見すえ、3党の合流も含めた連携のあり方について意見交換したという。
自由党の小沢代表は、これまで「安倍政権に対抗するためには野党勢力を結集する必要がある」として、民進・自由・社民3党の合流を呼びかけてきたほか、民進党の野田幹事長も、社民党の又市幹事長と会談し、水面下で合流の可能性を探ってきた。
社民党の又市幹事長が合流に難色を示してきたため、協議は難航しているが、今後の対応次第では野党再編に向けた動きが加速する可能性もある。
(『日テレNEWS24』より)
そういえば昨年、民主と維新が合流した時にも社民との合流話があった。今後、既に離党届を出した長島昭久に続いて、細野豪志一派などが民進離党・「都民ファ□ストの会・国政政党版」(「ファ」)への合流などの動きを活発化させて初めて、民進・自由・社民の3党が合流するかもしれない。しかしその時にはその新党自体が今の社民と自由を合わせた勢力に毛が生えた程度の泡沫新党の誕生にしかならないのではないか。
今、「野党共闘」の旗を振っている「市民連合」その他は、現状の民進党がそのまま存続しての「野党共闘」の未来図などおよそ考えられないという厳しい現状認識をしなければならない。
[参考記事]
長島昭久議員離党、小池「新・新進党」合流か? : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち)(2017年4月8日)
(前略=NHKニュースへのリンク及び引用を省略)
「下手な自民党議員より右」という評判もある長島昭久議員が離党届けです。
東京で民進党都議が相次ぎ脱走し、小池新党に乗っかることに焦り、その流れに自分も合流し生き残ろうとしておられるのでしょう。
「都民ファースト」には公明党(本来は大都市型社会福祉)+新自由主義者+連合(その中でもいわゆる労働貴族)が合流し、かつての「新進党」が復活しつつあります。
1930年代でいえば、親軍的な面と新自由主義的な面と一定の大都市社会福祉政策には熱心な面を併せ持つ立憲民政党(永井柳太郎)的な政党になると予想されます。
自民党が地方には手厚く、ケインズ的な側面もある立憲政友会的な位置付けでしょう。
日本共産党は第三極の社会大衆党という感じでしょうか。
いずれにせよ、民進党は滅亡しかねない。野党共闘も実質的には共産党、社民党、自由党だけになりかねない状況です。
やはり、小池百合子さんに東京都知事というポストを渡したのは野党共闘側からすれば痛恨です。
とはいっても、ここからの態勢立て直しこそ、重要です。
反緊縮・反格差の政治勢力の結集ができるか?
問われます!
(『広島瀬戸内新聞ニュース』より)
そうだよ。「反緊縮・反格差の政治勢力の結集ができるか」がいま問われている。