kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

やはり負けた高橋尚子

たぶん負けるだろうと思って見ていたが、まさかレースの序盤で脱落して完敗するとまでは思わなかった。誰かのスパートについていけず、悔しい敗戦になるだろうと予想していたのだ。実際にそのような負け方をしたのは、アテネ五輪代表の坂本直子であり、3年前の名古屋で優勝した原裕美子であり、今回もマラソンでの五輪出場がかなわなかった弘山晴美だった。高橋は、優勝争いにさえ加われなかった。

4年前の名古屋、出ていれば五輪に出場できたであろうあの大会に欠席した時、その後の五輪への高橋の出場の道が断たれたのだと思う。陸連の誰かの甘言を信用してしまったのだろうが、やはり人事を尽くして天命を待つ、でなければならない。世界の頂点を極めた小出・高橋コンビでさえそんな間違いを犯してしまうのだから、人生は難しい。

高橋が脱落したあとは、レース中継をずっと見たいという気にもならなかったので、2時にチャンネルをテレビ朝日に切り替えて、「ザ・スクープスペシャル」を見た。チャンネルを切り替えたときには坂本がスパートしていたが、CMの時に再びマラソンを見てみると、堀江知佳がトップに立っていた。しかし、次のCMのタイミングでは中村友梨香がトップで、そのまま逃げ切った。終盤はめまぐるしく順位が変わったようだ。

実は私は2005年のこの大会の中継を見ていて、その時の走りぶりが印象に残っていた原が優勝するのではないかとひそかに思っていたのだが、その原は4位、弘山は9位、坂本は10位に沈み、高橋尚子は27位の惨敗だった。

[追記]

高橋は昨年8月に右ひざ半月板の手術をしていたと記者会見で明らかにしたとのこと。