kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ふと思ったのだが、安倍晋三はいずれ失脚するのでは?

ちょっと陰謀論的に考察してみた。お前はいつも陰謀論を批判しているだろうがと言われそうだが、仮説を立ててそれを検証するのは別に陰謀論ではない。仮説が否定を禁じるドグマと化した時、陰謀論になるのだ。なお以下は、「抗い難い力を持ったアメリカの陰謀が存在する」という仮定を前提とした考察なので、その点誤解なきよう。

今朝のNHKテレビ「日曜討論」やテレビ朝日サンデープロジェクト」、それに『世界』7月号や最近の安倍晋三山崎拓の口喧嘩などを見ていると、アメリカにとって安倍晋三のような親米を利用して軍拡を図る極右政治家は邪魔になってきたのではないかと思う。よく言われる、アメリカはアジアの安全保障から手を引きたい(金融バブル崩壊を抱えていて、極東なんかにコストをかけられない)という話だ。

今、極右勢力が懸命に民主党やそれを支持する勢力との提携を図っているのも、アメリカという後ろ盾を失いそうな彼らの生き残り作戦ではなかろうか。

平沼赳夫だって、もともと反米的傾向を持った人物ではなかったはずだ。彼は安倍晋三と親しく、イギリスの教育の視察団長も務めた。サッチャーレーガンの政策を支持する人物だったはずだが、早々と自民党から追い出された。
平沼が追放された2005年には、既に平沼のような極右政治家はアメリカにとって好ましくなかったとも考えられる。平沼は、当時の自民党の中でも、もっとも「右」に位置する政治家だった。

コイズミは確かに後継者に安倍を選んだが、当時からコイズミと安倍の確執はささやかれていた。たとえば、秋篠宮家に男児が生まれた時、安倍のほうがコイズミより先に情報をつかんでいたように思える。そして、この情報は、国会の討論で安倍にとって都合が悪かったかもしれない、ライブドア事件に絡んで沖縄で変死を遂げた「安晋会」理事・野口英昭さんの死因について民主党の細川議員が質問している最中に公開されたのではなかったか。あの時、男児誕生を安倍は知っていたがコイズミは知らなかったように見えた。

成立した安倍政権ではスキャンダルが次々と噴出、農相は自殺し、最後は「消えた年金」問題でトドメを刺された。
もし安倍がアメリカの強力なバックアップを受けていたのなら、あんな無惨な退陣はなかったのではないか。

平沼一派は一足早く反米反中反韓北朝鮮の排外路線に舵を切っているが、安倍もその仲間入りをするかもしれない。平沼一派は「反米」という共通項で、一部左翼と親和性が高く、共同戦線を張ろうとしているが、普通に考えれば民主党がそんな方向に舵を切るはずがない。民主党だって保守政党だから反米なんかになれるはずがなく、一部左翼や極右が期待するような展開には絶対にならない。平沼一派や安倍には先細りの道しかないのである。

安倍といえば、例の「サワヤカな安倍晋三は」ではないが、数々の怪しい噂のある政治家だ。もし、本当に強力な「アメリカの陰謀」が存在するとしたら、安倍はそのうち失脚するんじゃないかと思う今日この頃である。