kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「真正保守再生」の幕開けの秋がきた、と謳い、平沼赳夫にラブコールを送る麻生太郎

「真性真正保守」を公然と掲げた麻生総理 - Stiffmuscleの日記
からの孫引きになるが、麻生太郎は、『文藝春秋』の11月号で、

 いよいよ、私が見定めてきた「真正保守再生」の幕開けの秋がきたと感じる。歴史の教訓から学び、破壊より建設を、混乱より安定を追い求めるのが真正保守の真髄である。日米安保改訂や消費税導入をはじめ、真に必要な施策なら断固導入し、そして経済成長と同時に平等を、日米関係を中心にした国際協調と平和とをもたらしたのが戦後保守の本領ではないか。対決と破壊を志向したかつての革新とは違う。選挙に勝つためには自分の政治信条すら変転させ、政権交代だけ実現すれば事足れりといった小沢一郎氏とはさらに違う。ここで我々が真正保守の核を結晶させれば、平沼赳夫氏ら今は不幸にも党外にある多くの有志もこの輪に加われるはずだ。

と書いている。この部分は、臨時国会冒頭解散を宣言しているとしか読めない文章の直前に置かれており、麻生太郎の政治的スタンスを表明したものだ。

Stiffmuscleさんは、

麻生太郎総理、平沼赳夫議員、中川昭一財務大臣安倍晋三元総理らは極めて緊密な関係にある。彼らはいわば盟友である。

とも書いている。『真・保守政策研究会』は、彼らの頭文字をとって、「HANAの会」とも呼ばれているのは周知の通りだ。

麻生にラブコールを送られた平沼は、右翼論壇誌『諸君!』の11月号で、コイズミと公明党の悪口を吼えているらしく(タイトルだけ見て中身は読まなかった)、平沼の信者は「平沼先生が公明党とくっつくなんてあり得ない」と、顔を真っ赤にして反論するかもしれないが、平沼は3年前コイズミに追い出されるまで、公明党と組んだ自民党にいたことを忘れてはなるまい。

もちろん、「真正保守」といえば、城内実の金看板でもあることはいうまでもない。私の用語法では、「極右」なのだが...(笑)