kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小沢一郎批判派の森田実氏も、検察リークを垂れ流すマスコミ報道を厳しく批判

森田実の時代を斬る』より。
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C05136.HTML

2009.3.21(その1)

森田実の言わねばならぬ【219】

平和・自立・調和の日本をつくるために[219]

大新聞よ、「関係者によると」報道はやめるべきである。検察当局の広報機関化する日本のマスコミ――マスコミは大本営発表を報道するだけだった戦前の日本の報道機関の過ちを繰り返してはならない

「失敗の最たるものは何一つそれを自覚しないことである」(カーライル)

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 西松建設をめぐる最近のマスコミ報道はひどすぎると思う。「関係者によると」という形で、政治家の政治生命を奪うような報道をつづけている。このやり方は卑怯である。「関係者」とは誰かをはっきり言わなければならない。このような形でオールマスコミが同じ報道をすれば、国民はそれを信じてしまう。いや、信じさせられてしまう。国民はマスコミによってマインドコントロールされてしまう。
 さらにひどいのは、「特捜部は把握しているとみられる」という形で特捜部を絶対化する報道をしている。これでは、日本のマスコミは特捜部の手先と同じではないか。
 マスコミは自立的でなければならない。マスコミは特捜部の広報機関になってはならぬ。公正中立な立場を捨てることは、マスコミの自殺行為に等しい。猛省を促したい。
 マスコミは政治家の人権を踏みにじるようなことをしてはならない。われわれ普通の国民と同様、政治家の基本的人権は尊重されるべきである。魔女狩りのようなことをしてはならない。
 マスコミは公平さと冷静さと社会的責任感を失ってはならない。「関係者によると」報道は、マスコミの自殺行為に等しい。改めるべきである。

普段は小沢一郎に批判的な森田実氏でもこの意見。当然だろう。日本を、検察・警察の権力を使った恐怖政治の国家にしてはならないと私も思うが、マスコミが検察リークを無批判に垂れ流している現状は、あまりにひどい。