kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

もし「郵政総選挙」で城内実が当選していたら

もし「郵政総選挙」で城内実が当選していたら、その後どうなっていただろうか。

もちろん、城内が「STOP THE KOIZUMI」に年賀メッセージを送った可能性は皆無である。それどころか城内実は、平沼赳夫ともども自民党に復党していたはずだ。平沼が自民党に復党しなかった理由の一つに、自民党を追われて自分を頼ってきた城内実を見捨てて自分だけ復党するわけにはいかなかったことがあるだろう。平沼はろくでもない政治家だが、任侠道に生きる男のような雰囲気があり、一種独特の信念は持っている。

もしかしたら城内実は安倍改造内閣内閣官房副長官あたりになって、2002年に安倍晋三が「核兵器保有も使用も違憲ではない」と言ったと同じような極右発言を行って批判を受けたかもしれない。「安倍が改憲を急ぐわけ」と書くようなブロガーは、当然ながら城内実批判の急先鋒に立ったことだろう。

今頃は、自民党内で極右の立場から麻生太郎首相を批判する側に回っていたことだろうと思う。だが、自民党を離れると選挙に不利なので、党内でギャーギャー騒ぐ程度だろう。

静岡7区自民党城内実民主党斉木武志の一騎打ちとなり、下馬評は斉木の圧倒的な優勢で、城内は比例での復活も危ぶまれるくらいの劣勢ではなかっただろうか。そんなさなかに眞鍋かをりさんの写真を選挙ポスターに無断使用した事件が騒がれたなら、それこそ劣勢の城内実に止めを刺すできごとになっただろう。

こう考えると、前回の総選挙で城内実が落選したのも、良かったとばかりは言い切れない気がしてきた。