今朝（8日）の日経新聞にも情勢調査が出ている。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090808AT3S0700G07082009.html
紙面を見ると、週刊誌やネットの予想と比較すると、民主に辛め、自民に甘めの予想になっているが、それでも民主の優勢は動かなさそうだ。
北海道では11区・中川（酒）は本当に苦しいようだ。いくらネット住民が「中川は嵌められた」と庇っても、有権者には厳しい審判を下されるかもしれない。5区・町村や12区・武部も民主候補よりあとから名前が出てくる。自民、民主、平沼一派が競る秋田3区は、みのもんたの一族・御法川信英が最初に名前が出てくるが、民主・京野公子の逆転に期待したい。東京1区は与謝野が辛うじて先に名前が出てくる。しかし石原宏高は苦しい。神奈川は、ふざけたことに自民が結構強い。福井1区は稲田朋美の名前が最初に出てくる。愛知は民主が強いが、週刊誌の予想と異なり、10区、13区、15区は民主候補が自民を追い上げるとの表現。静岡7区は城内実リードとする。眞鍋かをりを用いたいんちきポスターの件は、女性週刊誌にも書き立てられないくらいだから、城内のマスコミ対策は万全なのだろう。岐阜は自民が強い。島根2区は「亀井久と対決 竹下に危機感」との見出しで、どうやら竹下先行のようではあるが、予断を許さない。岡山は、2区、4区の民主優勢予想は週刊誌と同じだが、1区、5区は接戦ながら自民優勢と見ている模様。ただ広島4区は「中川秀と空本が接戦」と見出しに出ており、中川（女）も万全とはいえないかもしれない。山口は2区を除いて自民圧勝の見込み。四国では香川1区で「小川が先行、追う平井」と出ている。ここは、四国新聞が偏向報道をするせいで、いつも実勢より自民が強いかのように報じられるが、実際にははっきり民主・小川が自民・平井をリードしている模様。2区も民主・玉木の名前が自民・木村より先に出てくる。ここでの自民退潮は、少し前ならあり得なかった。徳島2区は「山口と高井激戦」となっており、意外にも自民・山口の名前が最初に出てくる。愛媛1区は、珍しく週刊誌より自民に辛い予想で、自民・塩崎恭久よりも民主・永江孝子のほうが先に名前が出てくる。塩崎ってそんなに地元で人気がないんだろうか。注目の福岡は、2区・山崎拓、3区・太田誠一はやはり苦しい。ただ、7区の古賀誠は元秘書の猛追を受けているもののリードしているらしい。また、6区は「鳩山邦・古賀一が激突」の見出しで、まだ鳩山邦夫敗戦の目がなくなったわけでもないらしい。8区麻生は圧勝の見込み。宮崎1区は、上杉光弘が中山成彬をリードしていて、野党系無所属の川村は三番手と見られている。鹿児島1区は、民主・川内が先行と出ていて、ついに自民独占が崩れるかもしれない。沖縄1区は国民新党・下地、同2区は社民党・照屋の議席確保を予想。
この日経の情勢調査だと、議席数はどれくらいになるのだろうか。民主党の比較第一党は間違いないようだが、週刊誌が書くほどの圧勝にはならないという情勢調査に思える。「ゲンダイ・ネット」の「激戦50選挙区」に当てはめると、自民の35勝14敗、互角1という予想になっている（注：記事には優勢・劣勢が記載されていないケースが多いが、主に記事に名前が記載されている順番で判断した）。
