kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

自民やはり圧勝の勢い。生活の党では広島の佐藤公治が当選有望(朝日新聞より)

公示後最初の土曜日の朝日新聞にもう参院選序盤の情勢記事が出た。いつもこんなものなのかもしれないが、気が早いなあと思う。

http://www.asahi.com/politics/update/0705/TKY201307050441.html

自公、過半数の勢い 参院選朝日新聞序盤情勢調査

 21日投開票の参院選について、朝日新聞社は4、5日、全国の有権者を対象に電話による情勢調査を実施した。取材で得た情報と合わせて分析すると、自民党は改選議席を倍増させ、公明党と合わせて与党で参院過半数(122)を確保する勢い。民主党は不振で、改選議席から半減する見通し。日本維新の会みんなの党はやや伸び悩んでいる。共産党は改選議席を上回り、都市部の選挙区での議席獲得もありそうだ。

朝日新聞デジタル 2013年7月6日3時8分)


http://www.asahi.com/politics/update/0706/TKY201307050856.html

自民、小泉旋風超す勢い 参院選朝日新聞序盤情勢調査

 朝日新聞社が実施した参院選の序盤情勢調査では、自民党の強さが際立っている状況が改めて示された。参院選の勝敗を分ける1人区では大半の議席を占める勢いで、複数区でもすべてリードを保っている。一方、参院第1党だった民主は1人区での不振に加え、これまで1議席は確保していた複数区でも議席をとりこぼしそう。維新が昨年の衆院選の勢いを失い、みんなも伸び悩むなか、共産には勢いがある。

朝日新聞デジタル 2013年7月6日6時0分)


朝日の予想では、自民党は中心値が68±5議席。1980年の衆参同日選挙で、朝日は自民の議席を70議席と予測して、そんなに獲るのかなあと思っていたら69議席だった。その後1986年の衆参同日選挙でも自民党は72議席を獲ったが、その頃並みの議席になるだろうとのこと。この予想は残念ながら当たるだろう。最悪73議席となると、「中曽根超え」になってしまう。

他党の予想議席は、民主17±4、維新の怪6(4〜9)、公明10±2、みんな7±3、共産8(4〜10)、生活2(0〜3)、社民1±1、みどり0(0〜2)、大地0(0〜1)、諸派1(0〜1)、無所属1(0〜3)。当選が有力視される諸派の1人とは、沖縄選挙区の糸数慶子候補(現職、沖縄社会大衆党委員長)である。

注目の選挙区だが、東京(定数5)は自民の2人がリード、山口那津男(公明)、吉良佳子(共産)、鈴木寛(民主)がやや優勢という。続いて桐島ローランド(みんな)が追い、山本太郎(無所属)、丸子安子みどりの風)、小倉淳(維新の怪)が「懸命に追っている」そうだ。有力候補の中でどん尻は大河原雅子(無所属)で、「支持の広がりが見られない」とのこと。

岩手(定数1)は元小沢一派で無所属の平野達男と自民の田中真一の激戦で、生活、民主はともに当選圏外のようだ。

新潟(定数2)は塚田一郎(自民)が優位で風間直樹(民主)が続き、森裕子(生活)が追う展開。

埼玉(定数3)は古川俊治(自民)が優位で矢倉克夫(公明)、伊藤岳(共産)、行田邦子(みんな)、山根隆治(民主)が追う。

神奈川(定数4)は島村大(自民)と松沢成文(みんな)が安定、佐々木さやか(公明)がやや有利で、畑野君枝(共産)と牧山弘恵(民主)が競る。

千葉(定数3)は石井準一(自民)が優位、豊田俊郎(自民)と長浜博行(民主)がやや有利。

愛知(定数3)は酒井庸行(自民)と大塚耕平(民主)が引き離す。薬師寺道代(みんな)を本村伸子(共産)と近藤洋(維新の怪)が激しく追う。

京都(定数2)は西田昌司(自民)が安定、倉林明子(共産)がやや有利で、北神圭朗(民主、極右として有名)、山内成介(維新の怪)が激しく追う。

兵庫(定数2)は鴻池祥肇(自民)が有利、清水貴之(維新の怪)がわずかにリードし、金田峰生(共産)、辻泰弘(民主)、下村英里子(みんな)が懸命に追う。

広島(定数2)は溝手顕正(自民)が安定、佐藤公治(生活)が続き、森本真治(民主)、灰岡香奈(維新の怪)、皆川恵史(共産)が追う。

福岡(定数2)は松山政司(自民)が大きくリード、野田国義(民主)がやや有利で真島省三(共産)が続く。


自民の圧倒的な強さと、野党では共産の勢いが目立つ。記事での名前の記載順を見る限り、共産党は東京、埼玉、神奈川、大阪*1、京都で議席獲得の勢いである。この他、定数3の愛知で四番手、定数2の兵庫でも三番手につけている。兵庫は、にっくき清水貴之元朝日放送アナウンサー、維新の怪)が二番手につけて当選圏内にいるようだが、清水を倒すためには、民主党・旧民社系の辻泰弘よりも共産党の金田峰生候補に投票する方が可能性があるかもしれない。上記の5都府県に愛知と兵庫を入れると、共産党の選挙区での最大議席数は7議席ということになるが、1面に掲載されている一覧表では、共産は最大5議席となっている。

生活の党は、私が当選を予想していた森裕子は意外にも三番手で、広島選挙区の佐藤公治が当選にもっとも近いようだ。この佐藤候補は、小沢一郎が右を向くと全員が揃って右を向く生活の党の中にあって異色の政治家である。というのは、先だって行われた参院山口補選で、生活の党からは他に誰一人として支援しなかった平岡秀夫民主党リベラルの会)を佐藤公治は支援したのである。菅直人に近い平岡秀夫の応援など、小沢教祖の心中を「忖度」する人たちにとってはもってのほかの行為だろうと想像するが、佐藤公治は頓着しなかった。こういう候補だけが生活の党の選挙区候補で生き残りそうだというのは、それなりにリーズナブルなことではないかと思える。たとえば千葉の太田和美などは佐藤公治の対極に位置するような候補者であり、太田は、みんなの党や維新の怪が支援してくれれば私も当選圏内に入れるのになどとほざいているそうだ。どこまでも教祖の意向に忠実だとはいえるかもしれないが、私はこんな女の名前などもう二度と見たくない。なお太田は供託金没収の惨敗は確実とみられる。

なお生活の党の比例区当選予想は1人で、しかもこれが上限。下限は0議席だが、記事本文を見ると生活の比例区は「議席を獲得しそう」とのこと。ということは、おそらく山岡賢次の復活だ。これだけは勘弁願いたい。生活の党のネットでの支援者は、「比例区山岡賢次東祥三以外の名前を書いて投票せよ」と呼びかけてはどうか。なおオスプレイを絶賛した東祥三の復活の可能性がきわめて低いらしいことは喜ばしい限り。もちろん私にとってのベストは生活の党の比例区全滅だけれど(笑)。

さてラスボスの維新の怪。やはり維新の怪撲滅の重点選挙区は兵庫だ。論外の大阪を除くと、維新の怪の候補でもっとも当選に近いのが兵庫の清水貴之なのである。呆れたことに、清水には女性の支持者が多いそうだ。かつて朝日放送(ABC)の朝の番組で清水が振りまいたという「サワヤカな」イメージに騙されている有権者が多いと見られる。今後の選挙戦では、阪神間や神戸市などを中心としてそれなりに強いはずの兵庫県民の維新の怪アレルギーに期待したいものである。あと、維新の怪は愛知と京都でもそれなりに議席をうかがっているようだが、これらの候補は確実に落としたい。東京では小倉淳とかいう元日テレアナウンサーが立候補しているらしいが、有象無象に埋没しており、当選の可能性はほとんどなさそうだ。ちなみにこの小倉というアナウンサーをテレビで見た記憶は全くない。

*1:大阪選挙区の予想は意識的に紹介しなかった。