kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ヤクルトが阪神を破り初のCS進出

結局1992年と同じように、大失速して阪神に抜かれたヤクルトが、最後の最後に直接対決で阪神を抜き返した。しかし、17年前は優勝争いだったが、今回は勝率5割に満たない3位争いで、劣化版のビデオテープを見るようだ。阪神は直接対決の初戦に勝負弱い安藤を先発に持っていったローテーションが失敗で、2戦目先発の岩田も中4日登板が続いて息切れした。最後の2連戦に照準を合わせて、館山と石川を万全で臨ませたヤクルトの作戦勝ちである。阪神は、同様に最後の連戦を能見と岩田を休養十分で持っていけば十分勝機があったと思うが、岩田を1試合余分に登板させようとしたのと、安藤に頼ってしまった真弓監督の安易さが負けにつながった。阪神ファンは主砲の金本ばかり責めるが、最大の責任は真弓監督にある。監督が岡田だったら、阪神のBクラス転落はなかっただろう。もっとも岡田ほど短期決戦に弱い監督はいないから、CSに進出しても中日に負けていたとは思うが。

選手の平均年俸が巨人より高いらしい阪神が5年ぶりのBクラスに落ちたのだから、関西のスポーツ紙はうるさくなるだろう。金がなくて選手を引き留められない球団とは対極にある球団だから、敗北は自己責任としか言いようがなく、阪神は厳しく批判されて当然だ。