kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

巨人は初回、楽天は最終回に5失点

パ・リーグのCS第2ステージ初戦は、4点リードの9回裏に登板した福盛が1点を返されたあと、スレッジに逆転満塁サヨナラホームランを浴びて、初戦にして「日本ハム2勝」になった。私は波乱が起きるとしたらパ・リーグかと思っていたが、セの方が巨人が初回5失点で敗れて波乱含みだ。

10年前には横浜ベイスターズのイケメン投手として人気のあった福盛だが、チームの勢いに水を差した格好で、楽天日本シリーズ進出はきわめて難しくなった。6連戦だから、岩隈と田中は一度ずつしか先発できず、この二人は必ず勝たなければならないし、それ以外に2勝をあげなければならず、負けはあと一度しか許されない。しかも全試合敵地である。やっぱりこのクライマックスシリーズというシステムはバランスが悪くて面白くないなあと思う。リーグ優勝したチームにしたって、全試合本拠地の上に1勝のアドバンテージまであるのに負けたら「恥」以外の何物でもないから、勝って当たり前、負けたら何を言われるかわからない。リーグ優勝チームと勝ち上がってきたチームのどちらにとっても良いシステムではないから、こんなシリーズは廃止してしまえば良いと思う。プレーオフをやるなら昔のパ・リーグのような前後期制か、一リーグ制にして総当たりの上で3地区の優勝チームプラスワイルドカード(残り9球団のうち最高勝率のチーム)の4球団によるシリーズ(MLBのリーグ優勝チーム決定に倣ったやり方)のどちらかにすべきだ。もちろん、どちらか一方の本拠地だけで試合を行うなどという馬鹿げたやり方をとってはならない。

セには巨人・阪神・中日の老舗があるが、パにも北海道、東北、九州の地方に、才能のある選手を抱えた球団があるから、一リーグ制にした上で、ポストシーズンのやり方を改めて考え直すのが良いと思うがどうか。巨人や阪神との対戦を多く持っている既得権にこだわるセ・リーグのチームのわがままは、もう通用しないと思う。