kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

城内実および平沼赳夫と環境・エネルギー問題

城内実 温暖化」でググってみたが‥‥
http://www.google.co.jp/search?source=ig&hl=ja&rlz=&=&q=%E5%9F%8E%E5%86%85%E5%AE%9F+%E6%B8%A9%E6%9A%96%E5%8C%96&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&meta=lr%3D&aq=f&oq=

みごとなまでに何も引っかからない。唯一わかったことは、城内実が「環境税」の導入に賛成していることだ。「地球温暖化陰謀論」を信奉している人たちにとってはがっかりだろう。

城内実支持者の新三氏は、昨年11月に浜松で行われた地球温暖化を考える催しに参加して、その報告を『がんばれ城内実』に上げている。
http://ganbare-kiuchi.com/2008/11/30/433

しかし、城内実自身はこの問題についてほとんど意見を表明していないようだ。

それでは、ボスの平沼赳夫はどうかというと‥‥
//www.google.co.jp/search?hl=ja&q=平沼赳夫+温暖化&btnG=検索&lr=lang_ja&aq=f&oq=

おおっ、意見を表明していた!
http://www.hiranuma.org/new/note/note20020604.html

京都議定書の受諾】
Q:
 先ほどのお話に出ました京都議定書の受諾なんですが、まず閣議のところで大臣としてはどのような発言をされたのですか。

A:
 私の発言をかいつまんで申し上げますと、地球温暖化というのは、まさに人類の生存基盤にかかわる極めて重要な環境問題だと、我が国が京都議定書を締結して、長期にわたる温暖化対策の第一歩を踏み出したことは非常に意義深いことである。経済産業省としては、この目標達成に向けて、需給両面からのエネルギー政策、新技術の開発導入、代替フロン等三つのガスの排出抑制、京都メカニズムの活用のための基盤整備などに全力を挙げていきたい。我が国としては、温暖化問題解決に当たっての革新的技術の開発では、世界をリードできる立場にあるので、我が国の削減目標達成に向けての取り組みが、我が国の経済の活性化、新たな市場・雇用の創出にもつながるように、技術革新、経済界の創意工夫を活用して、環境と経済が両立できるような仕組みを整備・構築することが必要である。さらに、世界最大の排出国であるアメリカ、成長力、排出力の増大のいずれにおいても、大きな存在となりつつある中国やインドなどの途上国が真剣に取り組むことが実効性の確保のためには、非常に重要ですから、すべての国が参加する共通のルールを構築して、真に世界一丸となって取り組むようなそういう枠組みを実現するように、政府は一体として最大限の努力をしていくべきだというような趣旨を申し上げてきました。

Q:
 今日も温暖化対策推進法が成立、公布されたのですけれども、今、決めてある対策だけでは不十分で、次の第2ステップに向けて新たな環境税なども含めたさらに強力な対策が必要なのではないかという意見も出ているのをどのようにお考えでしょうか。

A:
 京都議定書の基準というものをクリアするというのはなかなか厳しいわけであります。しかし、日本の場合には、産業界は、73年のオイルショック以来、非常に努力をして、そして90年比で2000年は横ばい、というような形で、相当実績をあげておりますけれども、さはさりながら、さらにこれから大変厳しい状況で、特に生活関連部門だと輸送部門の増大が非常に大きいわけです。ですから、私どもとしては並大抵の努力では達成できない。
 そういう意味で、本日、閣議でも申し上げたように、技術革新を起こして、我々としては、そういう厳しい中でも、それを経済の成長力に結びつけながら、あるいは雇用の創出につなげながら、日本の持っている潜在的な技術力をフルに出して、そして達成をしていかなければならないと思っていまして、そういう意味では、私は、例えば、安全性を担保しなければいけませんけれども、原子力発電は、130万キロワットの発電所1基で二酸化炭素の排出量を0.7%削減できると、いろいろな計算の仕方があるでしょうけれども、安全性というのはしっかり担保し、10基つくれば7%削減になるということも、私は論理上可能だと思います。そういったことも国民の皆様方によくわかっていただき、安全性を本当にしっかりと担保しながら、技術革新を起こしてやっていくということも非常に重要なことです。
 環境税等の問題についてもいろいろ取りざたされておりますけれども、今、経済財政諮問会議の中でも、6月末に向けていろいろな税制を考えようということで論議してますから、そういう中で、私は収斂をされていくと思っております。

でもこれって、平沼が経済産業大臣を務めていた2002年の答弁だ。通りいっぺんの答弁だし、原発推進を明言しているし、環境税については質問を受けているにもかかわらず何も答えていない。なお、この環境税については、民主党社民党も前向きなのに、なぜか「政権交代」に血道を上げていた旧「政権交代」論者たちにはいたって不評である。

そもそも、平沼が経済産業大臣を務めていた頃、超党派自然エネルギー促進議員連盟によって、ドイツのFIT(フィードインタリフ)法とほぼ同じ内容を持つ法案(「幻のFIT法案」と呼ばれる)が、議員立法として成立する一歩手前まで進んだことがあるが、経産省と電力業界の巻き返しによって潰された。つまり、平沼は経済産業省自然エネルギー促進を後退させた時の最高責任者だったのである。

しかも、平沼は経済産業大臣を辞したあと、環境・エネルギー政策についてほとんど何の意見表明もしていない。

そんな平沼を空しく持ち上げるブログ記事を城内実が書いているのを、やっとこさ見つけた。
http://www.m-kiuchi.com/2008/01/04/hiranumatakeoseikaisaihen/

 平沼赳夫先生がめざしている社会も、共存共栄型、共生型の社会である。日本の伝統・文化を守り、日本人の誇りを取り戻すような教育改革などももちろん大事であるが、日本国民ひいては世界人類のために、限られた資源をどう配分するか、エネルギーや食糧の問題、地球温暖化などの環境問題をどう克服していくか、こういったグローバルな問題にも元経済産業大臣としての知見を積極的に活用していただきたい。 弱肉強食型の構造カイカク路線から、人や地球に優しい共存共栄型改革路線に転換していきたい。

平沼赳夫が、「エネルギーや食糧の問題、地球温暖化などの環境問題をどう克服していくか、こういったグローバルな問題に元経済産業大臣としての知見を積極的に活用して」いるようには全く見えないのだが‥‥