kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「西の巨人」、城島を獲得

やはり、「巨人vs.阪神」の勝者と残り10球団の覇者で日本シリーズをやってはどうか - kojitakenの日記 で紹介した前阪神監督・オリックス新監督の岡田彰布の談話の通りだった。

城島阪神入り決定「阪神のために力出す」 - 野球ニュース : nikkansports.com

城島は、日本に戻るならホークス、と公言していながら阪神入りしたわけだが、その言葉とは裏腹に、岡田前監督が阪神にいた頃から城島は阪神入りを模索していたというのが本当のところだろう。つまり、阪神は間違いなくタンパリングをしていた。

思い出すのは、11年前のドラフト会議のことだ。あの年、上原浩司と二岡智宏の選択が注目されていた。上原はメジャー志望だが、日本の球団なら大阪出身で昔からファンだった阪神、二岡は出身地の広島を希望していると言われていたが、いざ蓋を開けてみたら、2人とも巨人を逆指名したのである。ずっと前から巨人が二人に手を伸ばしていたことは間違いなかった。

巨人は今でも当時のままの金権体質である。しかし、巨人には脂の乗り切った正捕手の阿部がいる。わざわざ城島を獲りに行く必要はない。それでなくても強すぎてセ・リーグにライバルがおらず、ナベツネとしては阪神にもうちょっと頑張ってほしいところだろう。いまだに、巨人対阪神という、ナベツネが待望しているに違いないクライマックス・シリーズの対戦は実現していない。そして、阪神のSD・星野仙一にはナベツネの息がかかっている。

阪神の城島獲得は、ナベツネにとっても不満は全然ないだろう。一方、「あの人(星野)は読売とつながっている」と言って星野を忌避し、阪神を出て行った岡田彰布は、腹の虫が収まらないに違いない。

阪神に、読売支配から脱却しようという意思があるなら、間違いなく星野仙一よりずっと有能な監督である岡田彰布を大事にすると思うのだが、阪神球団は生え抜きの有能なマネージャーより、読売とのコネの方が大事なのだろう。

今回の城島獲得によって、阪神はますます「西の巨人」としての本性をむき出しにした。