kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「喧嘩両成敗」論は不当だ。言論をねじ曲げているのは「きっこ・植草狂信者」たちである。

http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1531.html のコメント欄より。

[C9306] >[C9299] 問題点を整理しましょう


>さて、ことの発端を振り返ってみましょう。

どうやら、きっこさんの支持者ときっこさんの批判者は、以前から、ネット上で抗争を繰り広げているようで、参加者もだいたい同じ人たちのようです。
今案件はそれに巻き込まれてしまったようです。

>つまり、署名を始めた漢方薬関係の人たちは別に新聞報道に騙された訳ではなく、

その通りです。
漢方薬関係者はマスコミ報道の前から動いています。
医療関係者なのですから、厚労行政部門の仕分け作業をウォッチしているのは当たり前ですね。

なお、厚労省については、確かに、立場上は味方のはずですが、本当に味方なのかとなると怪しいと私は思います。
例の「後期高齢者医療制度」も厚労官僚が作ったものですし、みどりさんもご存知かと思いますが、延命処置を拒否するように患者を説得しろとか、医療現場にいろいろと指令も出していますし。
そもそも、政権交代したのに長妻さんは人事をいじらなかったので、小泉政権時代から「新自由主義」の訓示を受けた者がそのまま責任あるイスに居座っているはずです。
今回も、厚労官僚から2,3人列席していたようですが、大前提となる日本の医療費が国際的に見て少ないことを誰一人として仕分け人に訴えていません。
財務官僚と厚労官僚が裏で結託している可能性はあると思います。

ちなみに、財務省が当該の項目を入れたのは、仕分け日が迫ってからなのだそうで、民主党の議員にも知らされなかったとの情報もあります。
実際、枝野さんはボ〜っとしていますし、長妻さんが知らなかったことは間違いなさそうです。
なんとも怪しげな話です。

しかし、残念ですね。
きっこさんがおかしなことを言い出したことにより、おかげで、本来、議論されるべきことがどこかへ行ってしまいました。
既に保険適用になっている医薬品を、効果でも有害事象でもなく「予算削減」という目的で適用から外そうなどとは、支持する側にとっては画期的、反対の側にとってはとんでもないことが提案されたんですがね。
ましてや、玲奈さんが掲げてくれた「日本の医療費は本当に多いのか」といったテーマについてはさっぱり消えてしまいました。


2009-12-05  投稿者 : Runner


この投稿者の「Runner」氏が言っている「きっこさんの支持者ときっこさんの批判者は、以前から、ネット上で抗争を繰り広げているようで、参加者もだいたい同じ人たちのようです」というのが、具体的にいかなるブロガーを指すのかはっきりしないが、もし仮に「きっこさんの批判者」がさとうしゅういちさんやvanacoralさん、それに私などを指すのであれば、これは心外な「喧嘩両成敗」論であるとしか言うほかない。

特にさとうしゅういちさんや私に関して言えば、今回の漢方薬の件以前に、大々的に「きっこ批判」を繰り広げたことはなかったはずだ。単にわが国で政権交代を実現させる(それは8月に現実のものとなった)だけではなく、福祉国家への道を歩むために、私は従来『きっこの日記』を高く評価してきた。そもそも私がブログを始めたきっかけの一つが『きっこの日記』の存在だったし、2007年に二度にわたって『きっこの日記』からリンクを張っていただいたことが、私のメインブログ『きまぐれな日々』が成長する大きな原動力になった。

しかし、今回の議論においては、『きっこの日記』の言説は明らかに新自由主義勢力を利し、福祉国家への道を妨害するものだった。だから、今回私は『きっこの日記』を厳しく批判したのである。私は以前も今も『きっこの日記』に対して是々非々の態度を貫いている。

そもそも、さとうしゅういちさんにしても私にしても、長妻昭厚労相も指摘している「日本の医療費は先進国中最低水準」であることなど理解しているばかりか、このことを繰り返して主張し続けている。それなのに「『日本の医療費は本当に多いのか』といったテーマについてはさっぱり消えてしまいました。」などと書くのは、とんでもない事実誤認であり、表向き中立を装いつつ、事実上「きっこ・植草(一秀)狂信者」たちに与する暴論というほかない。Runner氏に対して、ここに強く抗議する次第である。