kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

橋下徹と同じ論法で共産党議員を「核武装論者」呼ばわりした町村信孝

http://www.asahi.com/politics/update/1212/OSK200912110180.html より。

大阪・橋下知事、共産府議を「核武装論者だ」と決め付け

 大阪府議会で米軍基地の即時国外撤去を主張した共産党の小谷三鈴議員に対し、橋下徹知事が「小谷議員が核武装論者だと初めて知った」と決めつけ、問題になっている。共産党府議団は11日、知事の謝罪や議事録からの削除を議長に求めた。知事は11日までに謝罪などに応じていない。

 橋下知事が米軍普天間飛行場の移設問題で、沖縄の基地負担を全国で分け合うべきだと語っていることに、小谷議員が10日の一般質問で「普天間は県内・国内のたらいまわしでなく、即時撤去が沖縄県民大多数の声」と主張した。

 知事は唐突に「小谷議員が核武装論者だと初めて知りました」と切り出し、「僕らはアメリカの原子力潜水艦原子力空母に守られている。その核の傘を撤去せよと言うのは、自分たちで核を持てということ」と述べた。

 発言に対し、他の会派の府議や府幹部からも「勝手な決めつけで、極めて不適切。知事は何言ってんだ」「全く違う話に脱線した。不誠実だ」と批判する声が出ている。(多知川節子)

asahi.com 2009年12月12日 0時56分)

いかにも橋下らしい言動に呆れかえってしまったが、今朝の『サンプロ』で行われた、普天間基地移設に関する7党と伊波・宜野湾市長の議論で、自民党町村信孝共産党小池晃議員に対して、橋下と全く同じ「核武装論者」呼ばわりしていたのを見てさらに呆れてしまった。

町村は、いうまでもなく自民党の中でもタカ派で知られる議員だが、その実体は橋下レベルであり、しかも橋下のように人の意表を突くこともできず、ただうるさいだけの対米隷従政治家だ。

民主党から出ていたのは、極右議員として知られる渡辺周であり、先日城内実のブログにも画像の出てきた議員なので、自公に同調でもするかと思って見ていたのだが、自制して連立政権側の立場を冷静に主張していた。同じ右派でも、すぐに自公に同調したがる他の一部極右議員とは違って、むしろこの渡辺周のような人物こそ、警戒すべき政治家なのかもしれないと思った。

それにしても、鳩山由紀夫首相が、「アメリカと吉田茂の陰謀によって公職追放の期間を長引かされた鳩山一郎のDNAを引き継ぐ反米政治家なのではないか」という仮説を出した田原総一朗星浩の邪推には呆れかえってしまった次第だ。星浩が言うには、鳩山一郎は敗戦直後の1945年の朝日新聞に書いた文章で、アメリカの原爆投下を「戦争犯罪」として非難し、朝日新聞GHQに2日間の発行停止を食った上、鳩山一郎アメリカに冷遇されてきたというのだが、その影響を鳩山由紀夫が強く受けているのなら、もっと毅然とした姿勢をアメリカに対してとっているはずだ。だが事実はそうではない。単に鳩山由紀夫が八方美人の優柔不断な人間であるだけの話だ。