kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

勝ったあとに反省なんかしたことなかった野村克也

野村克也自民党大会で自民党に説教していた。いわく、あなた方は去年負けましたね、勝った時に反省しなかったからですとかなんとか。

しかし、野村克也自身、勝ったあとに反省したことなどなかった。

ヤクルト監督時代の1990年から98年までの順位は、5位、3位、1位、1位(日本一)、4位、1位(日本一)、4位、1位(日本一)、4位だった。連覇は1992年〜93年の一度だけで、日本シリーズに優勝した93年、95年、97年の翌年は、判で押したようにBクラスの4位に転落していた。

それなら、最下位に落ちた翌年には奮起したかというとそうではなく、阪神監督時代の3年間(1999年〜2001年)はすべて最下位で、一度も順位を上げることができなかった(吉田監督時代の1998年から通算して、阪神球団史上唯一の4年連続最下位)。

こと勝ち続けることに関しては、野村克也に偉そうなことが言える筋合いなどないのである。私は、型にはまった時の野村采配の呪術的魔力に魅せられてきた人間だが、魔術が決まったあとで野村克也が「勝って兜の緒を締めた」ことなど一度もなかったと思う。そんなキャラクターの人ではなかった。