kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

対馬が韓国領になる? 平沼赳夫がまたトンデモ発言

時事問題を扱う番組の中でも、もっとも右寄りの辛坊の番組(読売テレビ)で、外国人参政権問題が取り上げられ、平沼赳夫のインタビューを紹介していた。当然ながら平沼は外国人参政権に反対している。このインタビューにぶっ飛んだ。

平沼は、外国人参政権が認められたら、最近韓国資本が土地を買収するなど進出しているという対馬長崎県)に韓国人が大量に外国人登録を移し、対馬市に外国人市長が誕生し、市議会が「対馬は韓国領である」と決議して、実質的に対馬が韓国領になってしまうかもしれないなどと言っていた。

よくもそんな馬鹿げたことを考えて、それを口にするものだと呆れてネットで検索してみたら、これは平沼赳夫の独創ではなく、ネット右翼の間では結構前から言われている話のようだ。たとえば、こんな記事が引っかかった。八木秀次三橋貴明の対談記事である。

八木 自衛隊法でも、地方自治体の長に有事の際に一定の権限を与えています。日本ではあまり意識されませんが、ほかの国では国籍をもつということは、その国の国防の義務を有するということです。他国に対して国防の義務をもつ外国人が、地方自治体の政策を左右することは、直接に国防安全保障に関わる問題になってしまいます。

三橋 「対馬は韓国のものだ」という議論が韓国では盛んで、韓国の地方議会には対馬は韓国領だと決議したところすらあります。もし本当に外国人参政権が通ったらどうなるでしょう。たとえば運動が盛り上がって、何十万の在日韓国人対馬外国人登録を移し、対馬の議会で「対馬は韓国のものだ」と議決したらどうなるか。そんな状況が起こりうることだって考えなければいけません。

なんと、ネット右翼として有名で、今夏の参院選自民党から立候補を予定している三橋貴明が言っていることを平沼がパクったものらしい。

そういえば、一昨年にも平沼は、上野動物園のパンダが、当時「パンダ外交」を展開していた中国の意を受けた何者かによって謀殺されたという説があるとテレビでしゃべったことがあって、これにも呆れたものだったが、この陰謀論を言い出したのは、『国家の品格』という著書で有名な藤原正彦であり、この時にも平沼は藤原のトンデモ陰謀論をパクっていたのだった。