kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

舛添要一が党名を「ますぞえ新党」にしようとしたコンタンとは

舛添要一が「改革クラブ」を衣替えした政党に「ますぞえ新党」なる党名をつけようとして、公職選挙法違反の恐れを指摘されて白紙撤回に追い込まれたという。
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042301000673.html

幻の“ますぞえ新党” 法抵触の恐れで略称白紙


 舛添要一厚生労働相を代表として23日に旗揚げした「新党改革」が、参院選比例代表で使用する党の略称を「ますぞえ新党」とする方針をいったん固め記者団にも伝えたが、公選法に抵触する恐れがあることが判明し、白紙に戻す一幕があった。

 略称は再検討されるが、「改革」に落ち着く可能性が高い。舛添氏の知名度の高さを集票に生かす狙いがあったとみられるが、出だしからつまずいた形で、急ごしらえの船出を印象付けた。

 公選法の規定は、中央選挙管理会に届け出る政党の名称と略称について、代表者や比例名簿登載者の氏名が類推されるような表記は認めていない。総務省は「氏名そのものとも解釈できる。受理は難しいだろう」としている。

 新党改革側は当初、公選法の規定を誤解していたようだ。同党幹部は「お年寄りにも分かりやすいと思い“ますぞえ新党”を検討した」と説明。「駄目なら『改革』しかない」と残念そうだった。

2010/04/23 22:42 【共同通信


このニュースは、『日本がアブナイ!』経由で知った。「ますぞえ新党」なる党名を思いついた舛添のコンタンは、ブログ主・mewさんの想像(下記に引用)通りと考えて間違いないだろう。
「ますぞえ新党」を略称に考えた互助会&ロケット発射台のエセ新党改革 : 日本がアブナイ!

 何で、こんな略称にしようとしたかと言えば・・・。
 同党は、次の参院選では、舛添人気に頼って、全国比例区での当選を増やすことを狙っているからだ。<同党の議員の中にも、比例区で出馬する予定の人がいる。>

 で、全国比例区は、党名か候補者名を書くことになっているのだけど。舛添氏は、今度の参院選には出ない(改選ではない)ので、もし有権者が、舛添要一氏に期待して、彼の名前を書いても、同党の票にはならず、無効票にされてしまうのである。^^;

 かと言って、有権者が「改革」という政党やその候補者に期待したり、党名を覚えたりしてくれる可能性は低いし・・・。

 じゃあ、「ますぞえ」と書いた人の票を同党の票にできるようにするためには、党の略称を「ますぞえ新党」として届け出ればいいんじゃないか・・・という、恐ろしくセコイ方法を思いついたようなのだ。(~_~;)
<いかにこの党が、舛添氏の知名度を利用したくて、彼を受け入れ、党首にしたかがあらわれているな〜と思ったです。^^;>


郵政総選挙当時のことを覚えておられる方は、例の竹中平蔵が絡んだスリード社の「B層作戦」を思い出されるに違いない。
B層とは - はてなキーワード

B層とは、小泉政権郵政民営化の広報にあたり作成したチラシの企画資料で、小泉政権支持基盤として想定した、「IQが低く具体的なことはよくわからないが小泉のキャラクターを支持する層」のこと。

具体的には、主婦や団塊以上の世代や教育レベルの低い下流階級を指す。

他にもA層(高IQの勝ち組)、C層(高IQの抵抗勢力)、 D層(低IQの改革の痛みを味わっている負け組)が存在する。


やれやれ、いまだに時代遅れの「B層作戦」かよと呆れてしまったが、自らの「国民的人気」を過信する舛添要一は、小宮悦子が司会するテレビ朝日の政治番組(いまだに「サンデー」のあとにどういう名詞が来るのか思い出せない)で、参院選で10人当選だとか、自民党民主党からも参加者を集める、政権与党入りも視野に入れるなど、好き勝手にしゃべっていた。やはり与党でうまい汁を吸いたいだけの人間なのだなあと呆れたが、舛添にまともな突っ込みを一つも入れられない小宮悦子にはあきれ果てた。このザマでは、視聴率はとれないのではなかろうか。テレビ朝日はせめて司会者を代えた方が良い。

小宮に突っ込まれないのをいいことに言いたい放題だった舛添のあまりのナルシシズムの強さに、「ますぞえ新党」はダメでも、「マス○○新党」なら、このポピュリズム政党にはぴったりだなあと思ってしまった私なのだった。