「生活の党と山本太郎となかまたち」が「自由党」に改名した件は、ネットでは気持ち悪いくらい取り上げられない。これは、「小沢信者」たちが都合の悪いことを語りたがらないということ以上に、「小沢信者」の絶対数が減少しているせいだろう。この日記でも、旧「生活の党と山本太郎となかまたち」を取り上げた記事は、エネルギー政策関係の記事(「もんじゅ」の廃炉の話など)と同じように不人気の記事の範疇に属していて、小沢一郎や山本太郎を取り上げるとアクセス数が激減する。ただ、私としては過去に「小沢信者」にさんざん嫌がらせを受けたことを未だに根に持っているので、不人気は承知の上で何件も記事を書く次第。
さて、「山本太郎となかまたち」について下記のコメントをいただいた。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20161013/1476284560#c1476409381
id:kuro_pp 2016/10/14 10:43
はじめまして。「山本太郎となかまたち」について補足させて下さい。
前回衆院戦後の2014年12月、「山本太郎となかまたち」が設立された時の代表ははたともこ氏でした。幻に終わった「ますぞえ新党」の魂胆と同じく、山本太郎の知名度で票を得ようとしたわけですね。
「党名に団体代表者の名前が含まれない」「党名に名前のある者が比例代表ででない」ことを確認してからの設立のようです。
団体設立後に生活の党と合流しましたが、統一地方選では「山本太郎となかまたち」から候補を募集していました。
ただし統一地方選・参院選ではあくまで山本太郎「個人」での推薦に留まりました。
はたともこ氏が去りし今、新たに代表を立てるか、ややこしいですが別団体として「山本太郎となかまたち」を立ち上げるのかもしれません(これなら報道に矛盾がない)。ただ三宅洋平がかつて山本太郎が獲得した66万票の半分もとれない現状では、効果のほどは怪しいものです。
乱文失礼しました。
はじめまして。コメントありがとうございます。
「山本太郎となかまたち」の経緯は全く知りませんでした。
この政治団体のホームページは今もあるようですね。
これとは別に、同名の「山本太郎となかまたち」を、山本太郎以外の誰か(三宅洋平あたりでしょうか? 他に名前が思い浮かびません)を代表とする政治団体を立ち上げるなら報道と実態が矛盾しないということですね。
はたともこ氏が去ったあとの現存する「山本太郎となかまたち」の代表が誰なのか、など疑問点はいろいろありますが、今回の党名変更によって、やっと今まで不思議に思っていたことの理由がわかった、そんな感想を持っています。それは下記の諸点です。
- なぜ「生活の党」に山本太郎が加わった時、党名が「生活の党と山本太郎となかまたち」になったのか
はたともこ氏にしてみれば、「生活の党」と「山本太郎となかまたち」の対等合併だったというわけですね。
谷亮子をはじめとする旧「生活の党」の議員たちにとってみれば、党内に「山本太郎となかまたち」なるアンタッチャブルな領域がある上、山本太郎が共同代表に就いている事態が許せなかったんでしょうね。会社において私自身が属する部署でこのような構成が成立していて、部署内の人間関係がもつれていた実例(私の直属の上司と、さらにその上司の下にいてアンタッチャブルの存在だった人間との間がきわめて険悪だった)を身を持って知ってますので、谷の気持ちも今になってみればわかります。但し、私は谷亮子を山本太郎よりももっと買っておらず、谷が今年の参院選に立候補せず国会議員の座から降りたことを大いに歓迎していますが。
- なぜ「生活の党と山本太郎となかまたち」が「自由党」に改名する際、次の衆院選で比例ブロックが「自由党」と「山本太郎となかまたち」の二本立てになるとの見通しを小沢一郎が述べたのか
これは経緯を知ったあとではよくわかります。
まあいずれにせよアンタッチャブルを抱えた組織は長続きしません(私の属していた組織もそうでした)。早晩、山本太郎は自由党と袂を分かつことになるのでしょう。小沢一郎もおそらく次が最後の衆院選でしょうしね。
[付録]
2014年12月のはたともこ氏のTwitterより
https://twitter.com/hatatomoko/status/548803100027658240
はたともこ
@hatatomoko
今回の新党結成で、政党名に個人名が入ることについて、公職選挙法上の問題を指摘される方もいらっしゃるので説明します。 (cont) http://tl.gd/n_1sjgfen
3:30 - 2014年12月27日
https://twitter.com/hatatomoko/status/548854406448295938
はたともこ
@hatatomoko
12/15に設立届提出の政治団体「山本太郎となかまたち〈略称:山本太郎〉」。山本太郎議員は代表者ではなく(代表はたともこ)、次期参院選は非改選で名簿登載者でもないので、候補者10人(供託金6千万円)をそろえれば、「山本太郎となかまたち〈略称:山本太郎〉」で比例代表選に挑戦できる。
6:54 - 2014年12月27日
しかしその1年半後、「なぜ三宅洋平を党(生活の党と山本太郎となかまたち)公認ではなく無所属から出馬させるのか」と山本太郎を問い詰めたはたともこ氏は、結局この件を機に山本太郎の公設秘書を辞任した。
三宅洋平の右翼的体質については、ブログ主を一時期三宅を支持していたという『Blog Blues』の下記記事を参照。
こんなのとつるむのだから、山本太郎自身の体質も知れている。自ら「保守ど真ん中」を自称するだけのことはあると思う今日この頃。