原因が見えていて、苦しさが自覚できるときは、がんばることもできる。
が、見えない力に吸い取られたり、少しでも良くなるという希望を持てない時が、一番追い詰められ自殺が増える。そういう意味では、やはり政権交代は、わずかでも効果はあったのだろう。
昨年9月から今年の4月まで、連続して前年同月の自殺者を下回っている。
これはいくらなんでも我田引水に過ぎる解釈だ。
昨年9月のさらに1年前というと、リーマン・ショックのあった月だ。
だから、そのショックが和らいだ昨年9月には、リーマン・ショックのあった一昨年9月よりも自殺者が減っていて当然で、以後、リーマン・ショックの影響が生々しかった一昨年10月以降よりも、その1年後の同月の方が自殺者が減っているのも、同様に当然だ。
ブログ主がこの事実に気づいていたかどうかはわからないが、気づいていなかったとすると不注意に過ぎるし、もし知っていながら書かなかったのなら、感心しないプロパガンダということになる。