kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

城内実、自民党復帰の条件整う?

そういえば片山さつきが当選したんだった。同じ片山姓では、なんと片山虎之助が「たちあがれ日本」から当選した。

3年前の参院選で、平沼赳夫が票を回さなかったために落選の憂き目を見た片山虎之助が、自民党比例区公認が得られなかったために、こともあろうに仇敵・平沼と手を結んで「たちあがれ日本」から当選した。同党からは、片山の他には誰も当選しなかったことによって、「たちあがれ日本」の「たそがれ」ムードがますます強まるとともに、昨年の衆院選城内実に惨敗した片山さつき参院選に転じて当選したことにより、静岡7区自民党候補が空白となった。

城内実にとっては願ってもない状況ではなかろうか。

「たそがれ」ムードのしみついた「たちあがれ日本」への不参加は正解だったと民意が示したようなものだし、次の総選挙では念願の自民党公認静岡7区から出馬という道も開けた。

実は城内実は過去三度の総選挙を、すべて無所属で戦っている。2003年の初当選の時には、保守新党熊谷弘を倒すための刺客として無所属で立ったが、これは、保守新党自民党の連立与党だったために自民党公認にはできなかったからだ。実際には城内は自民党清和会の応援を得ていて、森喜朗だの安倍晋三だのが次々と選挙区入りした。城内は、清新な無所属候補だから支持を得たといわんばかりの勝利の弁を述べていたが、選挙後直ちに自民党入りしたことはいうまでもない。二度目は郵政造反組になったために公認が得られず、自民党の刺客・片山さつきに敗れた。これは片山さつきの唯一の功績だったと私は思っているが、三度目の昨年、城内は片山へのリベンジを果たしたのだった。

比例復活で当選した民主党斉木武志は、城内の自民党復帰を見越して地元で地道な努力をすべきだろう。誰か自民党候補が立って三つどもえになるなどと決めてかからない方が良い。城内実は、普通に戦ったのでは勝てない難敵である。