kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小澤征爾、桑田佳祐、食道ガン、1978年

指揮者の小澤征爾が食道ガンから復帰して、オーケストラを指揮したニュースが流れていた。

楽家の食道ガンというと、桑田佳祐が同じ病気にかかったことが報じられたばかりだ。小澤征爾は、現代の医学は進歩しているから桑田さんも大丈夫だと言っていた。

桑田佳祐というと、「音楽寅さん」と銘打ち、政界を諷刺した番組が「民主党を誹謗中傷している」として植草一秀に言いがかりをつけられ、それこそ信じがたい誹謗中傷を浴びたことが記憶に新しい。私も動画で確認したが、なぜ小澤征爾ならぬ小沢一郎信者が植草に煽られてあそこまで怒り狂ったのか、いまだに理解できない。

プライベートな話をすると、桑田佳祐リードボーカルを務めたサザンオールスターズがデビューした1978年の初夏に、大阪・朝日放送ラジオのアナウンサーがサザンを絶賛していて、あんな湘南のバンドのどこが良いんだ、なんで関西の人間があんなのを持ち上げるのかと思ったが、ほどなく私の眼鏡違いを思い知らされた記憶が鮮烈だ。また、小澤征爾が指揮するコンサートを聴きに行ったのも1978年のことで、これは初めて行ったクラシックのコンサートだった。後にも先にも生で小澤征爾を聴いたのはこの時だけである。

1978年というと、東京都内最高齢とされていた111歳の男性は、この年に死亡していたそうだ。靖国神社に参拝するなどやりたい放題だった福田赳夫首相が自民党総裁予備選で大平正芳に負けて、そのまま本選を辞退して総理・総裁を辞任して内閣総辞職に追い込まれ、暮にはプロ野球の巨人が政治家・船田元を介して「江川事件」を起こした年。32年も前であり、さすがに「つい昨日のようだ」とは思わない。

だが、あれから32年後、日本がこんな国になるとは思わなかった。痛恨の極みである。