kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

予想通り全く出てこない「政治改革」への批判

最近私が批判のメインターゲットにしている「みんなの党」だが、たまには良いことを言う。国会で江田憲司が「民主党は企業・団体献金禁止法案をいつ出すのか」と菅直人首相に迫ったのだ。これに対する菅首相の答弁は、まさに支離滅裂。逆ギレする始末で、江田憲司の言う通り、そんなことだから総理大臣が鳩山由紀夫だろうが菅直人だろうが、民主党政権の支持率が急落するのである。旧民社や松下政経塾にブレーキをかけられて立ち往生する総理大臣たちには、何もできない。

ところで、「きまぐれな日々 「国会議員定数削減」で人気挽回を図る菅首相には呆れる」で、菅首相が唱えた国会議員定数削減批判を端緒にして、90年代の「政治改革」を批判したのだが、予想通り反応が鈍い。時たまコメントを下さる風太さんにも「政治改革」への評価をお尋ねしたのだが、返事が返ってこない。

民主党員のさとうしゅういち氏は、

小沢前幹事長や菅総理ら現民主党幹部の多くが与党だった細川政権が、小選挙区制導入にばかり注力し、景気対策が疎かになった

と書いている*1が、残念ながら民主党では異端の意見なのだろう。

中曽根康弘批判についてもそうなのだが、皆さん、中曽根政治も90年代の「政治改革」も、所与のものとして受け止めてしまっているのだろうか。これらを問い直すことなくして、日本の政治・経済・社会の再建はないと私は考えているのだが。

既成事実を作った者が勝ちなら、教育基本法を改定した安倍晋三は大いなる勝利者ということになってしまうよ。