kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

やはり劉暁波氏のノーベル平和賞受賞に関して問題エントリを公開していた城内実

最近、極右政治家といえば稲田朋美ばかりが注目され、城内実はすっかり鳴りを潜めてしまっている。城内実ご自慢の「信念ブログ」へのアクセス数も、昨年夏あたりの全盛期の数十分の一しかないのではないかと心配するが(笑)、そこは城内実というべきか、劉暁波氏のノーベル平和賞受賞に関して、やはり問題エントリを公開していた。

http://www.m-kiuchi.com/2010/10/14/senkakumondainobe/


"senkakumondainobe" とは意味不明だが、以下引用する。

◇ コ ラ ム ◇ 尖閣問題と劉暁波氏のノーベル平和賞
2010年10月14日 00:30


 このたびの尖閣諸島を巡る中国の対応で、はからずも日本国民の大部分は中国に対する淡い期待や幻想が一気に吹き飛んだであろう。日本国民は極端な方向に走りがちである。片思いの恋い(=ママ)が裏切られて急に近親憎悪に走る。

 私は、日本はもう一段高い所に立って、淡々と中国の民族性(シナ根性)を見極めた上で、アングロサクソンや某民族よろしく冷徹に彼らの思考パターンを熟知した上で適切に対処すべきであると考えている。中国のような国が、次に打って出る行動を予測するのはそれほど難しくない。例えば中国漁船(?)の船長を釈放すれば、当然日本政府に対して謝罪と賠償を要求してくることは火を見るより明らかである。

 それにしても、日本の人口の10倍以上もある10億以上の人口を誇る中国で初めてといえるノーベル賞の受賞が実現した。しかし、その受賞者が反体制家の劉暁波氏というのはあまりにも中国共産党政権にとってお気の毒なことである。

 尖閣問題で調子に乗りすぎると、こんなことも起きるのだなと感じた次第である。


城内の書く「某民族」が何を指すかは不明である。城内ブログで過去にもっとも注目を集めた下記エントリ、かの有名な "bakawashinanakyanaoranai" を参照したが、よくわからなかった。
http://www.m-kiuchi.com/2008/11/11/bakawashinanakyanaoranai/


以下引用する。

 例えば、将来こんなことがおこるかも・・・・。

平成2×年某月某日、O阪市内某所の交番前にて
男:「こら、このあほんだら!これ以上ぴーぴー泣いたらもっとどついたるど。」
女:「イウコトキカナイトゴハンキョウモナシダヨ。」
警察官:「ちょっと、ちょっと。あんたたち、いま手をひっぱっている女の子たち、おびえて泣いていますよ。虐待はやめなさい。」
男:「なにゆうてんねん。このこらはわしの娘や。自分の娘どうしつけようと勝手やろ。なあおまえ。」
女:「ソウソウ、コノコタチ、ワタシタチノムスメ。ホントデス。」
男:「ほらみい、女房も自分の娘だと言っているやないか。なんか文句あんのか。」
女の子A:「(インドネシア語で)早くおうちにかえりたいよー。」
女の子B:「(タガログ語で)おかあさーん。」
警官:「しかし、どうみてもお子さんたち、中国人の奥さんと似てないんだけど。一人ははだの色も濃いし。」
女:「ワタシノクニノビョウインデウマレタヨ。ギョウザトオナジ、チャント、ショウコアルヨ。」
男:「なんやと、わしの家内は日本人やで。二年前に日本国籍とったで。中国人ちゃうで。それにこの8番目と10番目の娘もわしがきちんと国籍法の改正にのっとって認知した子やから、正真正銘の日本人や。どうやまいったか。」
女:「ワタシ、コドモダイスキ。シゴトダイスキ。オカネモ、コドモモ、タクサンホシイ。」
男:「この子らはなあ、あと数年したらダンサーになってわしらのためにお金をぎょうさん稼ぐいいよるんや。本当に親孝行もんや。」
警察官:「まだ、小学生にしか見えないんですけど。」
男:「いまどきの子はなあ、不登校児いうて学校も行かずにぶらぶら遊びよる子ばかりやろ。おとうさん、おかあさんのために働きたいとなんていう子らはいまや貴重な存在やろ。」
警察官:「おたくら、10人も娘さんがいてちゃんと扶養しているんですか。」
女:「ウエノムスメタチ、ニポンジンアイテニ、イッパイ、ヨルノシゴトシテル。ワタシタチ、アソンデクラセルヨ。」
男:「あほ、おまえはよけいなこというな。日本の国籍法はなあ、ちと前に改正されて、「父親による扶養の事実」なぞ確認しなくても、子供をいくらでも認知できるし、DNA鑑定もいらんのや。わしが、自分の子供いうたら、自分の子なんや。」
警察官:「しかしいくらなんでも・・・・。」
男:「なに、あんさん、わしらがうそついているとでもいうのか。わしの女房やむすめら日本人やのに、外人あつかいしくさって、「著しく不快」や。人権擁護法という結構な法律ができたんや。わしのつれの人権擁護委員を通じて人権委員会で問題にしたるぞ。」
女:「ニポンジン、カコノハンセイタラナイ。モット、ゴメンサイ、イイナサイ。ドクギョウザ、ニポンジンワルイ。」
警察官:「あれっ、奥さん日本人じゃなかったの?」
男:「世界平和をこよなく愛する国会議員のえらいセンセイ方や、いわれなき差別をなくしてわしらの人権を守ろうとしてくださる法務省のお役人さんたちがいっしょうけんめい知恵を出してつくってくださった法律や。何でもカイカク、カイカクの一環や。あんたらわしらの税金で食っているお役人は黙ってカイカクに従っていればいいんや。」
警察官:「どうみても、税金払っている人種には見えないんだけど。」
男:「なに、「人種」やと。差別発言や!」
警察官:「あっ、しまった。どうもすみませんでした。気をつけてお帰り下さい。」
 最後に、この改正法案を積極的に推進しようとする国会議員及び法務省の関係者全員に大阪の西成署(あるいは上海かニューヨークの警察)で実務研修をお受けになることを真剣におすすめする。


城内実が中国人とアングロサクソンの他に、どこの国の人を排撃しようとしているのかは不明だが、"bakawashinanakyanaoranai" を読む限り、あらゆる国の人を排撃しようとしているように見える。

しかし、さすがは「信念ブログ」、こんな問題含みのブログ記事にも満足しない酷使さまたちが大勢いらっしゃるようだ。以下最初のリンク先のコメント欄より引用する。

8 どすこい 2010年10月14日 13:30:19

城内議員のおっしゃる言葉でいつも溜飲を下げております。ただ、『近親』憎悪と言われる意味があまりピンときませんが…。支那と近親というのは御免被りたいものです…。

10  2010年10月14日 16:13:35


 保守として、日本と中国の関係は隣国の関係である。北朝鮮の後ろにも中国が控えている。そして、その後ろにはユダヤ国際金融がある。フリーメーソンで出来た国である。その意味で今度の平和賞は、中国国民にとっては、歴史的に繋がりを持つ人が選ばれたという意味では救いの光が出るかもしれない。
 隣国関係だから、隣人としての付き合いは否定できない。隣三軒の関係である。忘れているが。
 何故か知らないけれど、投稿が出来ない。(後、504文字と書いているが。コメントオーバー)

11 kurenai 2010年10月14日 17:12:44


>中国のような国が、次に打って出る行動を予測するのはそれほど難しくない。
・・・・では、中国漁船(?)の船長を釈放していなかったら、どうなっていたか予測して下さいますか?
尖閣問題で調子に乗りすぎると、こんなことも起きるのだな
・・・・城内先生は、尖閣諸島は日本の領土だと思っていますか?「調子に乗りすぎ」の表現からは、何か「少しなら中国に譲ってやっても良い」というようなニュアンスを感じてしまうのですが。


唖然呆然。かつて、小泉・竹中では「カイカクがまだ不足だ」という超新自由主義者たちがいたが、その極右版とでもいうべき人たちが城内実ブログに集って、城内実よりさらに酷い排外主義思考や陰謀論思考を展開している。

ozw信者もかくやと思える「ユダヤ陰謀論」をぶつ10番のコメント主・「忍」*1や、「『近親』憎悪とは心外な、『支那』と近親というのは御免被りたい」と不満げな8番のコメント主・「どすこい」、「『調子に乗りすぎ』の表現からは、何か『少しなら中国に譲ってやっても良い』というようなニュアンスを感じる」などと、過去の城内実の文章を読めばあり得ない邪推をして、城内実大センセを疑う陰謀論思考を開陳する11番のコメント主・「kurenai」。

この「kurenai」は、かつて城内実ブログからブロックされていると叫んでいた「紅の梅」氏と同一人物ではないかと、陰謀論思考の私は邪推するのだが、もしそうだとしたら、城内実はいつの間に「紅の梅」氏を許したのだろうか?

つい半年ちょっと前、城内実ブログといえば、「homegoroshi」さんや「都民」さんによる痛快なコメントが読め、ブログ主の城内実もそれを黙認していた鷹揚さ(?)があって、ストレス解消にはもってこいだったのに、城内実が「酷使さま」たちのホープの座から滑り落ちたせいか、コメント欄も殺伐としてきたようだ。

もともと酷い内容の記事ばかりなのだから、せめてコメント欄くらい楽しめなければ、「信念ブログ」を見に行こうという気も失せるというものである。城内実氏には猛省を促したい。

*1:「忍」は、9番のコメントでも「9・11自作自演論」を示唆している